妊娠中のママさんを悩ませる原因となるのが、「悪阻(つわり)」による気持ち悪い吐き気ですよね。
そこで、多くのママさんにバナナはオススメされ人気のフルーツですが、妊娠中に悪阻が酷いからといって、
バナナばかり食べても大丈夫なのか疑問に思いますよね。
では、ページを読み進めて「妊婦と悪阻とバナナ」の関係性に関する疑問を解決していきましょう。
また、バナナが悪阻対策にどんな影響を齎してくれるのかも記事の後半で解説しています。
- つわり中にバナナばかり食べて平気!?
- つわり中にバナナを食べる際の注意点は!?
- つわり中にバナナばかり食べると太るから危険!?
- バナナはつわりを軽減する栄養成分が豊富だった!?
- つわり中にバナナを毎日食べるなら1日に何本が目安!?
- 妊娠中のつわりで吐いた後はバナナを食べるのは危険!?
- 妊娠中は「夜中や寝起き」にバナナを食べるのはNG!?
- つわり対策にオススメなバナナの食べ方レシピ5選を紹介!
- つわり中にバナナを食べると子供の性別は女の子になる!?
- 妊娠中にバナナを食べるなら必ず「シールの有無」を確認しよう!
- バナナアレルギーがある妊婦さんはつわりを悪化させる!?
- つわり中にバナナを食べて吐く人はグレープフルーツがオススメ!?
- つわり中にバナナばかり食べて平気?吐いた後は?毎日に何本が目安?~まとめ
つわり中にバナナばかり食べて平気!?
バナナには「ビタミンb群やミネラル」など妊婦に必要な豊富な栄養成分が含まれています。
またそれらの栄養成分は悪阻を軽減して予防する効果もあります。
なので、つわり中にバナナばかり食べても大丈夫です。
実際に先輩ママさんたちから、「妊娠初期の悪阻がキツイときはバナナとマックポテトだけが唯一食べられた!」という意見も多く寄せられています。
実際に、バナナは妊娠中にオススメの食べ物ランキングで上位の果物です。
もちろん、お野菜や炭水化物を食べられるようであれば、無理しない程度に食べたる方が理想的です。
しかし、バナナの栄養素はつわりに苦しむ妊婦にオススメですし、下記のページで紹介しているように、バナナは時間帯関係なく食べられるのも魅力の一つです。
ビタミンB群が豊富なバナナをたべるときに、ミネラル豊富なルイボスティーや紅茶(ノンカフェイン)をお供に飲めば、「ミネラルとビタミン」の補給にもなります。
つわり中にバナナを食べる際の注意点は!?
しかし、バナナを食べる際にも注意点があります。
バナナ栄養化も高いですが、糖質もくまれています。
なので、食べ過ぎてしまうと「糖分過多」になるので、毎日食べる際は目安摂取量はしっかりと守るようにしましょう。
(バナナの効果と毎日の摂取量は下記で紹介しています。)
また、「糖」を取り過ぎると当然のように妊娠中でも糖尿病になる可能性もゼロではありません。
糖尿病は遺伝は原因の場合も多いので、家系の中で「糖尿病患者がいないか?」あらかじめ調べておきましょう。
また、バナナには妊婦さんに必要な葉酸も含まれていますが、妊婦さんに必須な葉酸は1日に480μgです。
バナナだけで穴埋めしようとすると1日に20本以上摂っていかなくてはなりません・・・。
妊婦健診やってる栄養士さんに聞くと、鉄分や葉酸は食べ物から摂り入れることはとてもむずかしいです。
なので、栄養補助食品(サプリメント)を活用することをオススメしています。
また、最近ではパイナップルジュースも悪阻が苦しいママさんたちにオススメされています。
つわり中にバナナばかり食べると太るから危険!?
確かに、悪阻中に栄養価の高いバナナは「栄養補給」や「つわり軽減」にオススメです。
しかし、バナナにも注意点があります。
妊娠中といえど、高カロリーなバナナ(1本:90カロリー)ばかり食べていると、気になるのが体重の増加です。
そこで、日常的に10分~30分くらい有酸素運動(散歩)すると良いでしょう。
他にも。飲み物にこだわったりするなど、妊娠中は生活の中で工夫するように心がけることも大切です。
下記のページを参考にしてみましょう。
バナナはつわりを軽減する栄養成分が豊富だった!?
妊婦を助けるバナナの栄養成分一覧 | |
ビタミンB1(0.05㎎) | ビタミンB2(0.04mg) |
ビタミンB6(0.38mg) | ナイアシン(0.7mg) |
葉酸(26μg) | たんぱく質(1.1g) |
カリウム(360mg) | マグネシウム(32mg) |
食物繊維(1.1g) | ポリフェノール(1.1g) |
セロトニン(10㎎) |
妊娠中はたんぱく質の代謝が上手にいかないときにつわり(悪阻)がぶり返し酷くなりやすいといわれています。
そのたんぱく質の代謝に必要なのがバナナの栄養成分「ビタミンB6」の摂取で、吐き気が穏やかになることがわかっています。
またバナナに含まれるビタミンB群も吐き気を軽減する作用があります。
ビタミンはバランスが重要なので、ビタミンB6だけなくビタミンB群をいろいろ摂りいれることが大切であり、そこでバナナがオススメされています。
また、バナナには消化液の分泌を促進するビタミンB1や粘膜をつくるビタミンB2が含まれます。
そして、血液の巡りをよくしたり、エネルギーの代謝を活発化させるナイアシンなど、ビタミンB群は悪阻が苦しい妊婦を助けてくれるでしょう。
さらに、バナナには、情緒を落ち着かせ、精神をリラックスさせる効果が高い「セロトニンやマグネシウム」という成分も豊富に含まれています。
なので、ストレスによって発生してしまう妊娠中の悪阻予防にもなるのです。
また、ストレス耐性を付ける効果のあるビタミンCも含んでいます。
つわり中にバナナを毎日食べるなら1日に何本が目安!?
基本的にバナナは栄養成分も豊富で、妊娠中にも食べたいランキング上位に入っている果物(フルーツ)です。
ただ、バナナのカロリーは90g(1本(可食部))で77kcalのカロリーです。
バナナばかり食べていては栄養のバランスも悪くなるので、可能であれば、朝食の逸品にしたり間食にしたり、適度に食べることが一番です。
基本的に妊娠中に食べる果物(フルーツ)の摂取量は1日あたり200gが目安なので、1日あたりバナナ1〜3本が適切な量になります。
多くてもバナナを4本くらいにしておきましょう。
あくまでも悪阻が苦しくて他の食べ物が食べられないときの食材として認知しておくのが賢明です。
妊娠中のつわりで吐いた後はバナナを食べるのは危険!?
バナナには悪阻を軽減させて予防する効果のある栄養成分「ビタミンb群」がバランスよく含有されています。
なので、悪阻で吐いた後に食べれるようであれば、バナナを食べても良いでしょう。
しかし、無理して食べる必要はないことを大前提として考えておきましょう。
それでも、「空腹だと胃がキリキリして痛い・・・」などの不調に見舞われたら、固形物としてバナナを摂取するのではなく、液体にしてバナナを摂取するのがオススメです。
例えば、ミキサーを使って牛乳もしくは豆乳で作る「バナナスムージー」などがオススメです。
他にも、妊婦さんによっては、バナナを冷凍した「冷凍バナナ」をアイスキャンディーのような感覚でコロコロ転がして溶かしながら食べるママさんもいますね。
(バナナの食べ方レシピは下記で紹介しています)
妊娠中は「夜中や寝起き」にバナナを食べるのはNG!?
「吐きづわりの妊婦さん」にも「空腹で目が覚める食べづわりの妊婦さん」にもバナナはオススメです。
バナナはコンビニやスーパーなどで手軽に変えて、いつでも手に入る上に空腹時に口に入れると腹持ちも良い果物です。
また、悪阻が苦しい時期でも食べたいときにすぐ食べることができるのもメリットですね。
ですが、上記でも少し解説していますが、バナナは栄養成分豊富なので、カロリーも高い傾向にあります。
バナナのカロリー量ははバナナ1本(90g)に対し、77~80kcalのカロリー。
バナナは100g計算で86kcalのカロリー量になるので、80kcalあたりのグラム目安量は93.02g。
脂質が0.18g、たんぱく質が0.99g、炭水化物が多く20.25gとなっています。
ビタミン・ミネラルではビタミンB6とモリブデンの成分が高い傾向にあります。
つまり、栄養補給が重要な妊婦さん(ママさん)でも、バナナを食べ過ぎると太ってしまうので注意しましょう。
また、フルーツなので糖質(果糖)も含まれていることも認識しておきましょう。
つわり対策にオススメなバナナの食べ方レシピ5選を紹介!
シンプルに「冷凍ババナ」
バナナを8等分にカットしてから冷凍する「冷凍バナナ」も悪阻が酷い妊婦さんにオススメです。
悪阻が酷くて何もたべれないけど、空腹になると気持ち悪くなるときがありますよね。
そこで、「冷凍バナナ」をアイスキャンディーのような感覚で、コロコロとかしながら食べてみましょう。
豆乳もしくは牛乳で作る「バナナスムージー」
バナナスムージーは腸内環境を改善するのにもピッタリな組み合わせ。
バナナ由来の食物繊維が御通じを良くし、豆乳もしくは牛乳が整腸作用をもっと高めます。
固形物が食べられないので悪阻時期は、手軽に栄養が摂れる「バナナスムージー」がオススメです。
バナナと相性の良い「くるみ」や「アーモンド」をお好みでトッピングしましょう。
栄養補給になりますし、「ヨーグルト」などを加えることでトロミも出るので胃の保護にもなります。
腸内環境を良くする「バナナヨーグルト」
バナナとの相性が格段に良い食べ物がヨーグルトです。
ヨーグルトの酸味をバナナの優しい甘みが包み込むので、食べ易くなります。
冷凍バナナもしくはバナナを包丁で輪切りにして、ヨーグルトにトッピングしてみましょう。
「バナナジュース(バナナミルク)」を飲んでみよう!
つわりが重い時などにバナナに含まれるビタミンが、つわりを軽減して予防してくれる効果を発揮します。
食事するのがしんどいときも、「バナナジュース(バナナミルク)」だと摂りやすいので、朝昼夜飲んでも良いでしょう
夜寝る前に少しバナナジュース飲みつけて寝ると、睡眠の質が上がるという報告もあります。
バニラエッセンスやアーモンドエッセンスなど、お好みで香りをブレンドしてみましょう。
「バナナチップス」を軽くつまもう!
つわりが苦しいときは「バナナチップス」を軽くつまむのもオススメです。
バナナチップスは「コンビニやスーパーマーケット、100均」など、手軽にドライフルーツとして購入できます。
しかし、「バナナチップス」は製造過程で揚げているので、糖質だけでなく脂質も高い傾向にあります。
1袋500キロカロリー近くあるので食べ過ぎには注意しましょう。
つわり中にバナナを食べると子供の性別は女の子になる!?
つわり中にバナナが食べたくなるのは、赤ちゃんの性別が女の子だからという迷信がありますが、これは医学的に根拠のないまったくのデタラメです。
バナナに限らず、「妊娠中に甘いものが食べたくなるのは赤ちゃんが女の子だから」というのは、完全なる迷信であり都市伝説です。
悪阻に苦しめられる妊婦にオススメの食材である、「ニンニクやグレープフルーツ、パイナップル」も同じような都市伝説がありますよね。
妊娠中にバナナばかり食べても、「男の子・女の子」の出生率は変わることは無いでしょう。
ですが、今は医学的根拠が証明されていないだけで、いつかは医学的に証明される日が来るかもしれませんね。
妊娠中にバナナを食べるなら必ず「シールの有無」を確認しよう!
バナナにはたくさんの農薬が使われています。
これが妊婦さんのお腹の赤ちゃん(胎児)に、微弱ながら悪影響を与えることもあるという研究結果が前の月発表されました。
実は、家庭で手に入るバナナの多くはフィリピン産で、ほとんどのバナナには農薬が使われています。
“無農薬バナナ”と表記があれば良いですが、なにも表示がないときはバナナに貼り付けてあるシールを見ると、農薬使用をチェックできることをご存じでしょうか?
思い返すと「ああしっかりとバナナにシール貼ってあるなぁ」と認識するでしょうが、何が表記されているかと言うと、数字の羅列です。
この番号が示す意味は農林水産省の資料にも記載がありますが、以下の通りとのこと。
✔4桁で3か4で始まる数字・・・化学肥料使用
✔5桁で9で始まる数字・・・昔ながらの有機栽培。殺虫剤、化学肥料無し
✔5桁で8で始まる数字・・・遺伝子組み換え作物
もちろん、農薬を使用したバナナであっても「悪影響があるかもしれない」という、あくまでも可能性の話なので、健康上は問題ありません。
問題があったら、スーパーマーケットやコンビニなどで販売できないでしょう。
しかし、お腹の赤ちゃんの為にも食材の品質にこだわりたいママさんは、バナナのシールに注意してみましょう。
バナナアレルギーがある妊婦さんはつわりを悪化させる!?
バナナアレルギーがあるのは本当です。
バナナに限らず、いちごやアボガドなど、果物でも当然体質的に受け付けないアレルギー反応があります。
もちろん、アレルギー症状は野菜や肉でもあるものです。
例えばバナナを食べると毎回下記のような症例になる人は要注意です。
✔妊娠初期などのつわり(悪阻)時期にバナナを口にすると胃が痛み嘔吐する
✔バナナをちょっとでも食べると絶対にお腹を下してしまう。
✔バナナを食べると毎回のように湿疹や蕁麻疹が皮膚にあらわれる
不安であれば、病院でアレルギーの抗体検査(採血でわかります)を受けることができます。
バナナを食べるたびに毎回この症状がある人はバナナアレルギーの可能性があるので、残念ですがバナナは控えてグレープフルーツに変えましょう。
つわり中にバナナを食べて吐く人はグレープフルーツがオススメ!?
つわり中にバナナを食べて吐く人(ママさん)もいますよね。
もし、あらゆる工夫をしてもバナナを摂取すると吐いてしまう場合は、グレープフルーツがオススメです。
グレープフルーツもバナナと同様で、妊娠中に悪阻が苦しいときにオススメされている果物ランキングの上位のフルーツです。
また、グレープフルーツの香りにはストレス解消効果もあるので、悪阻によるストレス対策にピッタリのフルーツとも言えるでしょう。
つわり中にバナナばかり食べて平気?吐いた後は?毎日に何本が目安?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
バナナは悪阻で苦しむ妊婦をサポートする栄養成分が含まれているだけでなく、妊娠中に溜まりやすいストレス解消にも効果がることがわかります。
つまり、バナナは悪阻に悩む妊婦(ママさん)をサポートする食べ物として、非常に優秀であることが分かりましたよね。
また、固形物としてバナナが食べられない時は、「バナナスムージー」にしたり、ジュースにしたりして飲むと良いでしょう。
しかし、栄養成分が豊富なバナナには注意点もあります。
それは、果物なので「果糖」が含まれており、食べ過ぎてしまうと太ってしまうということです。
なので、毎日摂取するのであれば、この記事で紹介している「目安摂取量」を守ったうえで、適度に口にしましょう。
多くてもバナナを食べるのは、1日に4本くらいにしておきましょう。
また、「バナナスムージー」を飲むのであれば、バナナを食べるのを控えるなど、調節していくことが賢明です。
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