「妊娠中につわりないとダウン症障害児」が生まれる原因になるという話がありますよね。
やはり、悪阻(つわり)が軽いと言っても無さすぎると「赤ちゃんがお腹で育っていないのか?」不安になってしまうものです。
では、ページを読み進めて「妊娠中につわりないとダウン症障害児が生まれる原因になる」というジンクスの真偽についてみていきましょう。
また、記事の後半ではダウン症が生まれる原因などをママさんの体験談も紹介しています。
つわりないとダウン症障害児が生まれるって本当!?
悪阻(つわり)ないとダウン症障害児の原因になるジンクスはデタラメです。
悪阻の症状は人によって、軽かったり重かったりと人それぞれなので、一概に悪阻が軽い(ない)からと言って、ダウン症の子供が生まれる原因にはなりません。
しかし、悪阻(つわり)はお腹の赤ちゃんが成長している証でもあるので、一概に全く無関係とは言いにくいものでもあります。


ダウン症児が生まれる原因として、女性の卵子が大きく関係しています。
卵子は、女性が胎児のときに一生分が形成されます。
そのため、卵子が卵巣の中に存在する期間が長くなるほど、遺伝を管理する染色体やDNAにダメージが溜まり、細胞分裂の力も落ちてしまう。
ダウン症をはじめ、誕生してくる胎児の先天的な異常や病気は、この卵子の老化が原因の一つになっています。
また、生活習慣もダウン症の原因となるので、知っておく必要があると言えます。

ダウン症障害児が生まれる4つの原因とは!?
煙草(タバコ)の喫煙がダウン症の原因になる!
米国のCDCを始めとする共同研究では、ダウン症候群の調査で、34歳以下のお母さんで喫煙による発生リスク増加が2.98倍になると指摘しています。
また、タバコを喫煙する男性(父親)の精子異常も発生原因になります。
つまりタバコの愛用している夫婦の先天性異常児発生リスクの上昇は、肯定されるところでもあります。
つまり妊娠中の禁煙はもちろんのことですが、妊活中も男性と女性ともに一定期間は煙草を控えた方が良いでしょう。


高齢出産がダウン症の原因になる!
40歳で子供を受胎したママさんの流産率は全体的に50%以上、誕生してきた子供がダウン症になる確率は約100分の1になるという調査結果が報告されている。
因みに20歳の母親(ママさん)からダウン症児が誕生するの割合は1667分の1になり、25歳では1200分の1になっており、実に12〜16倍以上の開きが見られます。

高齢の卵子(女性の場合)がダウン症の原因になる!
女性は年を重ねると当然のことながら、卵子も劣化(老化)していくと考えられます。
とくに卵子は、女性が胎児のときに一生涯分が構成されます。
その為、卵子が卵巣の中にある歳月が長期に亘るほど、遺伝を決定づける染色体やDNAにダメージがたまり、細胞分裂の力も老化してしまいます。


高齢の精子(男性の場合)がダウン症の原因になる!
女性の卵子ほど直接的な影響はないにしても、男性の精子年齢も自閉症(ダウン症)の原因となることが研究報告されています。
パパさん(平均年齢30歳)の年齢が高い赤ちゃんほど、染色体を構成しているDNA配列の変異トラブルになりやすいことがわかっています。
研究チームは「お父さんの年齢が高いほど赤ちゃんの自閉症や統合失調症が増えるとの情報があり、関係していることがあり得る」としています。
それだけでなく、妊娠中は食べ物にもちゃんとこだわることで、
母子の健康的だけでなく、つわりの軽減にも役立つので、
下記のページを少し覗いて参考にしてみましょう。

ダウン症障害児の子供は妊娠中に予兆があるもの!?
ダウン症は受精卵の段階で決まります。
ダウン症障害児の子供を身ごもったときは妊娠中に予兆は特にありません。
ジンクスでは「悪阻(つわり)が軽かったり、全くなかったりする」とダウン症の子供が生まれるという説があります。

もちろん、「悪阻はおなかの赤ちゃんが頑張って成長している証拠」という専門家もいますので、
医学的には証明されていませんが、一概には無関係とは言いきれません。
しかし、これはあまり密接な関係はないので、二人の子供(一人はダウン症)を身ごもったママさんに聞いてみると、「二人ともそこまで予兆はなく変わらなかった」と発言しています。
もちろん、検査することは大切なので、少しでも「他のママさんよりも違うな?」と感じたら検査を受けに行きましょう。
例えば、他のママさんよりも「悪阻が感じられなかったり、悪阻が酷く長引いたり」するなど、不安になることがあれば、積極的に検査することがオススメです。

「ダウン症障害児の子供を妊娠中に悪阻(つわり)はどんな感じだった?」ダウン症児を子育てするママさんに体験談を聞いてみた

2人目がダウン症でしたが、1人目の子供と変わりませんでした。
つわりとダウン症や自閉症は無関係です。
他の人が言うようにデマ情報ですよ~!!
つわりの軽い人や全く症状無い人はいっぱいます。
そのママさんたち全員がダウン症の子を産んでたら、全世界ダウン症の子だらけになっちゃいます。
ご心配なく☆むしろつわり軽くて妬ましいです…ラッキー過ぎます…

二人目の子供(長男)がダウンちゃんでしたが…
一人目の出産のときと変わりませんでしたよ。
慣れの分、一人目より楽だったかも。
五ヶ月に入る頃まで、ちょっぴり吐き気があって食欲がない、くらい。
だから3かな。
正直、妊娠中に違いはないと思います。
あと、ダウン症は検査しないとわからないですよ。

ダウン症だからと言って、妊娠中に違いはありません。
我が家でも一人ダウンちゃんがいますが、他の子と変わりませんでした。
ダウン症の子は受精する段階から確定されています。
卵子で1000個に1個、精子で5000匹に1匹、変わった形の染色体構造があります。
これがダウン症です。
ちなみに、ダウン症以外にも、通常と異なる構造の染色体によって発症してしまう奇形があります。
どうでしたか?
このように「ダウン症の子供は妊娠中に他の事変わらなかった・・・」というママさんに意見がほとんどです。
事実、ダウン症は受精する前~受精する段階で決まるので、お腹にいるときも普通の子供と同じように成長していきます。
ですが、ダウン症は事前に検査しないとわからないので、不安があれば妊娠中に検査してみた方が良いでしょう。

妊娠中に我が子がダウン症だった場合は何週目のいつぐらいから検査で調べられる?
検査では「妊娠(懐妊)15週〜16週あたり」から行うことが可能です。
例えば「羊水検査、じゅう毛検査、トリプルマーカーテスト、超音波診断、臍帯血検査」などで診断することができます。
この段階でダウン症だと分かった場合、妊娠を継続するか中絶するかで考え方が大きく違います。
外見上の特徴であれば新生児でも確認できることがあります。
中にはエコー写真の段階からはっきりと分かるケースもあります。
すこしでも、疑問に思うママさんは一度検査を受けても良いでしょう。
妊娠中につわりがない人は一度ダウン症障害児の検査はしておくべき?
基本的にダウン症の検査は任意検査になりますが、心配であれば検査をした方が良いでしょう。
新型出生前診断で、お産前に遺伝子異常(ダウン症)なのかどうかを知ることが出来ます。
検査の価格は20万ほど掛かり、保険が利かないため全額自費になります。
また、陽性反応が現れたケースでは、詳しく検査するために「羊水検査」をするのですが、これは流産の危険もあります。
そして検査によってダウン症を持った子を「産むのか?」「産まないのか?」と言う選択肢ができます。
つまり、この検査は「生まれてきたらダウン症だった・・・」というのを未然に防ぐ検査でもあります。
もちろん、検査結果では「ダウン症」と診断されても、そうじゃない子が生まれてくることもあり得ます。
また、分娩時に難産だったりすると脳に障害を持った軽度のダウン症が生まれてくることもあり得るでしょう。
他にも、ダウン症は受精の時点で確定されます。
なので、「妊娠経過の時点でなるかもわからない・・・」という事はありえません。
ダウン症の確率を低くする事はできません。
妊娠中の血液検査で、胎児のダウン症を含む染色体異常の確率を把握することができます。
妊娠中の女性からダウン症障害児が生まれる確率は意外に高い!?
ダウン症の幼児は出生する割合は、ママさんの総人口全体のおおよそ800人に1人。
ダウン症の幼児が出生するパーセンテージは母親の出産年齢でも違い、母親が若年である程確率は低くなるといわれます。
ですが、41歳で出産した幼児がダウン症であるの割合は1/86とありますが、パーセントに改めたら98.8%(85/86)はダウン症候群ではないことになるわけです。
43歳でも「98%」なので良いと言えます。
98%大丈夫なことを「可能性が高い」の一概に染色体異常に誘導することのないような気配りが不可欠です。
逆に20代でも1000人に1人の割合でダウン症候群の児が生まれることもあります。
ダウン症は一般的に見て高齢出産で生まれる可能性が上昇する傾向にありますが、ママさんの総人口において、ダウン症児の80%は非高齢出産で生まれています。
高齢出産より、非高齢出産の方が、出産件数が高いというデータがあります。
つまり、どんなママさんにもダウン症児を授かる可能性があります。
また、ダウン症の検査で1/5と結果がでても、ダウン症ではないこともありますし、1/300と出てもダウン症のケースもあります。
知的障害に関しては、胎児の段階でわかる検査は少ないでしょう。
もちろん、分娩時に難産で障がいを負うケースもあります。
妊娠中につわりないママさんは稽留流産している危険もあるから怖い!?
稽留流産と診断されたとしても、つわりが無くなることもあれば、つわりが続くことだってあります。
ですが、妊娠中につわり(悪阻)がパッタリ無くなったら稽留流産(赤ちゃんがお腹で死んでいる)可能性があります、

稽留流産とは、胎児が死んでしまっているのに子宮の中に居る状態のことを言います。
稽留流産は、何も症状がないことがほとんどですが、なかには少量の出血がある方もいます。
自覚症状がないことが多いため、定期健診の超音波エコーをして「胎児の心拍が見えません」と言われて、はじめて発覚するケースも少なくありません。
一度心拍が見え無くても、排卵日の遅れなどの可能性を考慮して、再度診察をしてからの診断となります。
稽留流産を含む妊娠初期に起こる流産の原因は、偶発的に現れる胎児の染色体異常がほとんどのため、予防することは不可能です。
つわりないとダウン症障害児の原因になる?妊娠中に予兆はあるもの?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
「妊娠中につわりがないとダウン症が生まれる原因になる」というジンクスがありますが、これはあまり関係ないことがわかりましたよね。
しかし、悪阻はおなかの赤ちゃんが頑張って成長している証拠なので、「他のママさんとなんか違う・・・」と感じたら検査を受けに行きましょう。
検査によっては「産むのか?」・「産まないのか?」選ぶことができます。
ですが、ダウン症や自閉症は受精の時から決まっているので、妊娠中も健常者の子供と同じようにすくすく成長していくので、出産したら「ダウン症の子供だった」という話はよくあります。
心配であれば、しっかりと事前に検査するようにしましょう。
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