一人目の赤ちゃんを妊娠しているときは悪阻があったのに、
二人目の子供を妊娠しているのに「悪阻(つわり)」がないと不安になりますよね。
ですが、悪阻症状は千差万別であり、
妊娠中に悪阻(つわり)を感じなくても元気な赤ちゃんを出産しているママさんがほとんどです。
しかし、妊娠中に悪阻がないと「稽留流産」になっている可能性もゼロではありません。
では、悪阻の「ある」「なし」に関する善悪ついて詳しく知っていきましょう。
「果たして、悪阻はあった方が良いものなのでしょうか?」
ページを読み進めれば、その疑問が解決できます。
- 二人目妊娠中につわりがない人の原因(理由)は危険な病気だからって本当?
- 一人目と二人目の悪阻(つわり)の重さが違うことって普通にあることなの?
- 妊娠中につわり(悪阻)がない妊婦は稽留流産することがあるって本当?
- 妊娠中につわりない妊婦さんの子供(赤ちゃん)はダウン症になるって本当?
- 二人目妊娠中につわりがない人(妊婦さん)の共通点って何?
- つわり「ない(軽い)」と「ある(重い)」なら結局のところどっちが良いの?
- 二人目妊娠中につわりがなくても安全で無事に出産できた?先輩ママさん達に聞いてみた
- 二人目(第二子)妊娠中につわりないと性別は男性と女性どっちになることが多い?
- つわりがないと子供(赤ちゃん)は母親似になるってジンクスは本当?
- 二人目妊娠中につわりがない人は危険?稽留流産する?共通点はある?~まとめ
二人目妊娠中につわりがない人の原因(理由)は危険な病気だからって本当?
確かに、「つわりは赤ちゃんが成長している証拠」と言われていますが、
必ずしも悪阻がないことが「危険な病気」と言うわけではありません。
実際に、二人目妊娠中に悪阻がなくても元気な赤ちゃんを産んでいるママさんがほとんどです。
もちろん、「悪阻がなくても100%大丈夫!」と言い切ることはできませんし、
妊娠中に悪阻(つわり)がないと「稽留流産する」や「ダウン症(自閉症)が生まれる」という話もあります。
一般的に悪阻は吐き気を感じるだけが悪阻ではなく、
頭痛や眠気なども悪阻になります。
悪阻と言っても妊娠中にのママさんによって症状は様々ということです。
「悪阻はなかった!」というママさんから産む直前まで,
悪阻(つわり)に苦しめられた妊婦さんもいるので
悪阻がないからといって赤ちゃんが育っていないということは断定できません。
もし心配になるようであれば、
ひとまず早めに産婦人科で受診(検診)を受けると良いでしょう。
一人目と二人目の悪阻(つわり)の重さが違うことって普通にあることなの?
基本的に、つわりは妊娠するたびに違うのが常識なので、
二人目妊娠中に悪阻がなくても過度に気にする必要はありません。
事実、悪阻がなくても元気な赤ちゃんを出産しているママさんがほとんどです。
実は、悪阻の原因は「気圧の変化、ストレス、ビタミン不足、寝不足」など多岐にわたりますが、
今の医学では具体的な原因は判明していません。
なので、悪阻症状はママさんによって千差万別であり、
悪阻(つわり)が「ある妊婦さん」もいれば「ない妊婦さん」もいるのは不思議ではないのです。
つまり、「一人目妊娠中に悪阻があったのに、二人目の赤ちゃんのときは悪阻(つわり)を感じない・・・・」
というのは決して珍しい話ではないのです。
もちろん、一番良いのはちゃんと産婦人科の検診に行くことでしょう。
妊娠中につわり(悪阻)がない妊婦は稽留流産することがあるって本当?
悪阻(つわり)がないというのは100%安全とは言えないものです。
悪阻がないと言うことは「お腹の中で赤ちゃんが死んでいる・・・」ということもあり得る話です。
事実、「妊娠中につわり(悪阻)がなくて、検査してみたら稽留流産していた」という話もごく稀ですがあります。
もちろん、それは非常に稀なケースでもありますが、
事実としてあり得ない話ではないのです。
稽留流産とは 、出血や腹痛などのよく言われる「流産」の徴候がないが、
超音波検査で成育がストップ(流産)していると医師に判断されるものです。
超音波検査結果という他覚所見だけが診断根拠になり、
本人(ママさん)が自分で判断することができる症状ではないため、
気が付かない妊婦さんが多いのも事実です。
実は、稽留流産を含む、妊娠12週未満の早期流産の要因でダントツに多いのが、
受精卵の染色体異常によるものと言われています。
たまたま、成長することのできない受精卵が生じてしまうことがあり、
たとえ正常な精子と卵子が受精したとしても、
その後の過程で不具合が生じることもあります。
これは偶然発生してしまうことなので、
どの妊婦さんにも起こる可能性がある話です。
そして、この「稽留流産」の症状として、
悪阻がないということが多くあげられているのも事実です。
妊娠中につわりない妊婦さんの子供(赤ちゃん)はダウン症になるって本当?
よく「悪阻がないとダウン症(自閉症)の子供が生まれる」というジンクスがありますが、
これは医学的な根拠のないデタラメです。
「悪阻があってもダウン症の赤ちゃんが生まれることもありますし、悪阻がなくてもダウン症の赤ちゃんが生まれることもあります」
そもそも、ダウン症の赤ちゃんは21番染色体が普通の子供よりも1本余分になってしまうことが原因であり、
遺伝子(受精卵)の段階ですでに決定しているので、
「つわり」のあるなしは全く関係ありません。
ちなみに、ダウン症の赤ちゃんは20歳~25歳までは,
発症率がおおよそ1000人に1人という比率に対して、
40歳以上の妊婦さんになるとおよそ100人に1人の確率となり、
危険性が高くなってしまいます。
しかし、上記の比率からも判断できるように、
母親が若いからといってダウン症の子が100パーセント生まれてこないというわけでもありません。
二人目妊娠中につわりがない人(妊婦さん)の共通点って何?
つわりを体験する人の比率ですが、
産婦人科医の論文によく見掛けるのが、約80%です。
なかには、50~80%、50~90%という論文もありますが、
80%という数字が多いようです。
つまり、5人に1人はつわり(悪阻)がないラッキーな妊婦さんと言えますよね。
つわりの明確な原因は医学的には不明ですが、
「妊娠初期のホルモン環境や新陳代謝、生活習慣」など、
急激な変化に身体が順応できないためとされています。
つまり、つわりがないの共通点として言えることは、
これらの変化(妊娠中の変化)に上手く適応できる体質のママさんといえるでしょう。
とくに妊娠初期にはhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが急速に増して、
妊娠10週にはピークを迎えます。
hCGは妊娠継続に重大な役割を果たしていますが、
これが、つわりの一番の元凶ではないかと考えられています。
ですから、hCG量が増えない妊婦さんの場合、流産確率が上がります。
しかし、妊娠が継続していて、
その上、つわりがない、という妊婦さんの場合、
hCG量がほかのママさんより低いせいだとは思えません。
つわりがない妊婦さんの共通点として挙げられるのは、
ホルモン環境の変化に適応能力がある、対応力が高い、もしくはストレスに強い体質といえるのかもしれません。
つわり「ない(軽い)」と「ある(重い)」なら結局のところどっちが良いの?
悪阻って結局のところ「ない(軽い)」と「ある(重い)」のでは、
どっちがいいのかわかりませんよね。
結論としては、つわりは、重いより軽い方が良く、
つらい(辛い)よりつらくないほうがいいでしょう。
ママさん体調のことを考えると、
悪阻は「ある」よりも、「ない(無い)」ほうがいいですが、
まったくない、というのもちょっと不安になりますよね。
つわりは、お腹の中で赤ちゃんが順調に育っている証拠とも言われているので、
「これが悪阻(つわり)かな?と思う程度には、少しだけあった方が良い」
というのが結論になります。
もちろん、悪阻を感じることがなくても元気な赤ちゃんを出産しているママさんがほとんどです。
しかし、今の時代、つわりだけが赤ちゃんが元気かどうかを知る手がかりではないので、
悪阻はある種のひとつの指標にもなるのです。
二人目妊娠中につわりがなくても安全で無事に出産できた?先輩ママさん達に聞いてみた
先輩ママさんに聞いた体験談① 上の子の妊娠中はつわりがありました。 さほどひどくなく空腹時にすこし体調が悪化するくらいでした。 下の子の妊娠中にはまったくつわりがなく私も死産ではないかとよく不安はあったものの、 問題なく陣痛もきて上の子よりもスムーズに出産しましたよ。 先輩ママさんに聞いた体験談② 第2子妊娠中ですが、一人目も今回もよくお腹がすくくらいで、 吐いたりするつわりはほとんどありませんでした。 つわりがなくてもお腹の赤ちゃんはちゃんと健やかに育ちますよ~。 むしろ、悪阻がなくてラッキーですよ。 妊娠はその都度容体が異なる傾向が高いみたいです。 私も一人目の時は張りも分からず、 むくみも出血もとにかく何もなく安産でしたが、 今回は初期から血が出たり張りがずっと続いたり切迫早産になったりと不安だらけでした。 一人目と違うからって心配しすぎない方がいいですよ! 先輩ママさんに聞いた体験談③ 私は子供を3人出産しましたが、3回ともつわりなしでした。 だからつわりがひどいという友達のママさんの気持ちがわかりませんでした。 もちろん子供3人とも自然分娩で安産でしたよ。 気掛かりなことは産婦人科の担当医や助産婦さんに相談されたらいいですよ。 元気な赤ちゃんが出産できますように。 |
どうでしたか?
このように妊娠中に悪阻を感じなくても、
元気な赤ちゃんを出産しているママさんがほとんどです。
つわりの原因は「ストレス、寝不足、ビタミン不足、気圧の変化」など、
色々を要因はあげられていますが、
現在でも悪阻のメカニズムが完璧に解明されていません。
悪阻(つわり)がないと言うことは、必ずしも悪いことではないのです。
二人目(第二子)妊娠中につわりないと性別は男性と女性どっちになることが多い?
つわりが軽いと生まれてくる赤ちゃんの性別は女の子という説がありますが、
つわりと性別は医学的に言えば全く関係ないので、
「悪阻が軽いと女の子が生まれる」というのは迷信です。
妊娠中に悪阻(つわり)が軽いけど男の子を出産しているママさんも多くいます。
逆もまた然りで、「悪阻が軽かったときに生まれてくる赤ちゃんの性別が女の子」という場合もあります。
妊娠中に「何々だったら男の子(女の子)」とかいうジンクスはよく聞きますが、
大体のものは医学的な根拠のない迷信です。
そもそも男の人と女の人にしかいないわけですから確率的には1/2の「50%」なわけで、
どちらか言えば「あたる」ことが多いのは当然でしょう。
これがこのジンクスのカラクリですね。
つわりがないと子供(赤ちゃん)は母親似になるってジンクスは本当?
「つわりがないと子供(赤ちゃん)は母親似になり、悪阻が酷いと父親になる」
というジンクスがありますが、
これは残念ながら迷信です。
一般的に悪阻の原因は完全に証明されたワケではありませんが、
「気圧の変化、ストレス、寝不足、悪臭、ビタミン不足」など様々要因が報告されています。
これは、妊娠中にホルモンが変化することによって、
「体質が変わる」ことが原因と言われており、
生まれてくる子供の(父親似母親似)はまったく関係ありません。
また、男の子(女の子)の子が生まれる確率が1/2(50%)であるように、
父親と母親どっちかに似る確率は、
単純に考えて1/2(50%)ですよね。
なので、上記と同じようにどちらか言えば当然あたるのです。
二人目妊娠中につわりがない人は危険?稽留流産する?共通点はある?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
一人目は悪阻があったのに、
二人目の子供を妊娠中にも関わらず「悪阻がない(軽い)」となると不安になりますよね。
ですが、悪阻がなくても元気な赤ちゃんを出産しているママさんがほとんどです。
もちろん、つわりがないと言うことは、
「稽留流産」になっている可能性もあるので、
100%安全とも言えないのが事実です。
確かに悪阻はお腹の赤ちゃんが順調に育っている証拠でもあるので、
お腹の子供の安全(安否)を確認するひとつの指標にもなります。
ですが、そもそも悪阻の症状(吐き気)だけではありません。
「頭痛、眠くなる、気分の落ち込み、食欲がずっとある」なども悪阻の症状の一つなので、
吐き気がないからと言って悪阻がないとは判断できないものです。
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