妊娠中はホルモンの変化から、つわり(悪阻)が酷い時期に「ニンニクの臭い匂いが気持ち悪い」と感じることがありますよね。
でも、「ニンニクの臭い匂いが気持ち悪い」と感じるのは自分だけなのではないかと不安に感じてしまうものです。
では、ページを読み進めてお悩みを解決していきましょう。
また、記事の後半では妊娠中にニンニクがオススメされている理由も解説しています。
つわり中はにんにくの匂いがダメになるもの?
妊娠中のつわり時期に「にんにく」の臭い匂いを、気持ち悪いと感じるママさんは多くいます。
妊娠初期~妊娠中期の間は、ホルモンの影響でママさんの体質が変わりやすい傾向にあります。
なかでも「にんにく」の独特な刺激臭は、「ニオイ悪阻(つわり)」をぶり返しやすくさせることもあります。
つまり、妊娠中の悪阻時期にニンニクの匂いがダメになるというママさんは多くいるのです。
特に雨の日になると「ニオイ悪阻」がぶり返して酷くなるママさんは多くいます。

つわり中にニンニクの匂いがダメに理由は!?
悪阻を酷くするニンニク臭の原因は「アリシン」という化合物です。
ニンニクに含まれている硫黄化合物のアリインが、製造の過程で傷つけられると酵素の作用によってアリシンが作られ、独特の刺激臭を発するようになります。
さらに、アリシンは身体の中で吸収・分解され肺に到達し気化すると、口臭となって発生します。
肺から出る臭いのために、食べたあとに歯みがきなど口臭ケアをしても消すことは出来ません。
また、におい成分は汗と一緒になって放出もされるので、体臭がきつくなり口にした翌日までにおいが留まることもあります。
もし、妊娠中の悪阻時期に「ニンニク」の臭いが気持ち悪いと感じるようであれば、旦那さんにも協力してもらって、
「ニンニク」を使った料理を食べるのは控えてもらいましょう。
もしくは、アリシン(にんにくの香り)と結びついて化学反応を起こし、匂いのしない状態にする作用があるカテキンを含む緑茶を飲んでもらうようにしましょう。


つわり中にニンニクが食べたくなる妊婦もいる!?
妊娠中にニンニクが気持ち悪くてダメになる一方で「無性にニンニクが食べたくなる!」という大蒜(にんにく)中毒になるママさんが居るのも事実です。
これも、妊娠中にホルモンが変化する影響です。
特に空腹になると気持ち悪くなる「食べづわり(悪阻)」のママさんが、このニンニク中毒になる傾向にあります。
また、ニンニクにはママさんと赤ちゃんの健康をサポートする栄養成分が豊富に含まれています。
実は妊娠中にオススメの食材でもあるのです。
特に下記のページで詳しく解説していますが、ラーメンとニンニクの組み合わせは「鬼に金棒」であり、ママさんに人気があり、オススメされている料理の一つでもあります。

ニンニクは妊娠中に必要な栄養素の宝庫だった!?
ニンニクの栄養成分 | |
ビタミンB1(0.2mg) | ビタミンB2(0.11mg) |
ビタミンB3(0.7mg) | ビタミンB5(0.596mg) |
ビタミンB6(1.235mg) | 葉酸(3μg) |
食物繊維(2.1g) | タンパク質(6.39g) |
βカロテン(5μg) | 脂肪(0.5g) |
カルシウム(181mg) | ビタミンC(31.2mg) |
鉄分(1.7mg) | セレン(14.2μg) |
マンガン(1.672mg) | マグネシウム(25mg) |
リン(153mg) | カリウム(401mg) |
塩分(17mg) | 亜鉛(1.16mg) |
特にニンニクに含まれている「葉酸」や「ビタミンB群」は、お腹の赤ちゃんが成長するのに必要な成分です。
ニンニクの匂い成分である「アリシンとビタミンB1」は悪阻に苦しむママさんの体力を回復する効果を持っています。
他にも免疫機能を高める「亜鉛やβカロテン」や便秘を治す食物繊維など、少量で豊富な栄養が摂取できるニンニクは、むしろ妊婦にオススメされているのです。

無理して食べる必要はないですが、ニンニクの匂いが気持ち悪くなる「つわり」が落ち着いてきたら、積極的に取り入れるのもオススメです。
また、同じように「マックのフライドポテトが食べたくなる!」という妊婦さんも多くいます。

ニンニクはつわりを軽減するって本当!?
悪阻がぶり返す原因は様々ですが、その一つとして「ビタミン不足」があげられています。
特に「ビタミンB6」が不足すると悪阻がぶり返して酷くなると言われています。
ニンニクの栄養成分表を見てみると、「ビタミンB6」が豊富に含まれていることが分かりますよね。
それだけでなく、ニンニクには「ビタミン不足」そのものを解消できるほど、悪阻を軽減する栄養成分が豊富に含まれているのです。
また、「疲労の蓄積」や「免疫力の低下」も悪阻を酷くさせる原因になりますよね。
そこで、ニンニクには「亜鉛や鉄分、マグネシウム、ビタミンC」が含まれており、これらの原因も解消してくれます。
さらに、「カルシウムやビタミンC」には悪阻中のストレスを解消するだけでなく、ストレス耐性を向上させる効果もあります。
このように、ニンニクは悪阻に苦しむママさんの体調をサポートする効果を持つ、栄養が豊富に凝縮されている、まさに「妊娠中(妊婦)の救世主」でもあるのです。
同じような理由でビタミン群や葉酸を「チョコラbb」を飲むママさんもおり、ニンニクが食べれない時はこちらを利用してみましょう。


妊娠中にニンニクを食べる注意点ってなに!?
健康をサポートする栄養成分を過多に摂取すれば、毒にもなります。
例えば、ビタミンCやカルシウムが過剰摂取すると下痢を招きますし、葉酸は胃痛の原因にもなります。
また、過剰な栄養成分を摂取すると体が「不要な栄養だからこれ以上吸収する必要が無い」と判断して強制的に体外に排出しようとします。
これが「下痢や嘔吐」となって体に現れるのです。
さらに、過多栄養成分は消化器官である「胃」にも悪影響を及ぼします。
多すぎる栄養成分を完全に消化できず、胃に負担かけることで「胃痛や胃もたれ」となって体に現れます。
つまり、妊娠中に食べるニンニクは、少量での摂取でも十分効果があるというメリットもあります。
ですが、逆に栄養成分が豊富すぎるゆえに過剰な摂取するのは原因だということが言えるでしょう。
なので、妊娠中に無性にニンニクが食べたくなるママさんは注意が必要であり、摂取量は自身の体調をみながら調節していくのが良いでしょう。
ちなみに、一般的にニンニクの1日の目安摂取量は、「1片もしくは加熱や熟成したものは2片までなら大丈夫」だと言われています。
お腹の子供が形成される妊娠初期~妊娠中期のママさんは参考にしてみましょう。
つわり中にニンニクを食べると赤ちゃんの性別はどっちになる?
つわり中にニンニク(葫)が食べたくなるなら、赤ちゃんの性別は「男の子」が生まれるというジンクスがありますが、これは医学的な根拠のないデタラメです。
確かに、先輩ママさんの話を統括すると、「にんにくをいっぱい食べたら男の子が生まれた!!」という体験談が多く寄せられています。
ですが、これは何の根拠もない話なので、あくまでも迷信として聞いておくようにしましょう。
また、バナナやグレープフルーツを食べると、赤ちゃんは「女の子」が生まれるという話もあります。
もしかしたら、まだ医学的な根拠は証明されていませんが、これから何か証明されるのかもしれませんね。


ニンニク注射もつわり軽減に効果あった!?
にんにく注射といっても、にんにくのエキスが添加しているわけではありません。
にんにく注射はビタミンB1を中心とした静脈注射で、注射をするとニンニクのような臭いがするため、にんにくを口にした時に似ていることから、この名がつけれられています。
また、注射後、疲れが飛び元気になることも、にんにくのイメージと合っています。
つまり、にんにく注射の成分はビタミンB1を中心にビタミンB群になります。
ビタミンB1やB群には疲労回復や身体的な代謝を向上させる効果があります。
ですが、直接血液中に注ぎ込むことで疲労困憊により体調を崩しているママさん(妊婦さん)へ即効性が期待できます。
また、ビタミン群の補給にもなるので、悪阻が苦しくて何も食べられないと言うママさんにもオススメです。
つわり中はにんにくの匂いがダメになる?妊娠中のニンニクは良いの?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
妊娠中はホルモンの変化から、ニンニクの匂いがダメになるママさんもいますが、「ニンニクが食べたくなる」というママさんもいます。
妊娠中のつわりでにんにくの臭い匂いが気持ち悪いと感じる、「ニオイづわり」になるママさんは少なくありません。
しかし、一方で「ニンニク」はその豊富な栄養成分から、妊娠中にオススメされている食材でもあり、食べづわりになるママさんは、ニンニクが食べたくなる「ニンニク中毒」になる人もいます。
また、妊娠中に悪阻に苦しむママさんを助ける栄養成分がニンニクには豊富に含まれています。
さらに、ニンニクにはお腹の赤ちゃんの成長をサポートする「葉酸やビタミン群」が豊富に含まれていることから妊娠初期~妊娠中期に食べることがオススメされています。
悪阻が落ち着いてきたら、積極的にとるようにしましょう。
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