秋冬の寒い時期は、理由もわからずに「寂しい」と感じてしまいますよね。
しかし、「寒さ」と「寂しさ」は密接した関係にあります。
寒さを感じると人は、生命の危機を感じることで「不安・恐怖・焦り」を無自覚に感じています。
それが、「寂しい・孤独・虚無」につながっていきます。
では、ページを読み進めてもっと詳しく見ていきましょう。
また、「寂しさ」を乗り越える方法も解説しているので最後まで読みましょう。
寒いと寂しい心理が働く7つの大きな理由(原因)は?
「冷えて体温が低くなり潜在的に生命の危機を感じる」
寒さは、潜在的に生命の危機を感じることで、気持ちを不安定にさせる時期でもあります。
とくに、寒い冬は男性より女性の方がより寒さを感じます。
体温が高いよりも低い方が寂しさを感じやすいと言われています。
寒い冬に寂しさを感じる理由は、体温が下がるからなのかもしれませんね。
下記の記事で詳しく詳しく解説していますが、
実際に「寒い」という感覚は冬季鬱(うつ)病を招くことがあります。
「冬は日が短いから不安になる」
冬は日照時間が短くなります。
楽しいときは時間がすぎるのが早く感じられるため、寒い時期の冬は明るくて楽しい時間はすぎるのも早くて寂しさを感じることも少ないのではないでしょうか。
また、冬は寒くて立っているだけでも辛く、夏と違って時間が長く感じるのではないでしょうか。
「夜の帰り道が寒くて暗いから」
夏は日が長く、夜も冬に比べると明るいので、1人でいたとしてもそんなに寂しさも感じないことでしょう。
しかし、日の短い冬は早い時間でもすぐに暗くなってしまいます。
冬の夜道を1人で歩いていると暗くて寂しい気持ちにもなりますよね。
「冷たい風を浴びたから」
冬は外の気温だけではなく風も冷たいですよね。
冷たい風が肌にあたると痛くて泣きたくなることもあるでしょう。
寒いときは自然と誰かと温まりたいのかもしれませんね。
また、冷たい風は「ドライアイ」や「吐き気」を招くので、あまり長時間あたると危険なので注意が必要です。
下記のページを見て詳しく知っていきましょう。
「1人で食事をすることが増えた」
寒い冬は鍋やスープなどといった暖かい食事が美味しい季節。
とくに、1人暮らしの方は経験があるかと思いますが、1人で食事をしているときに急に寂しくなることも…。
寒い冬に暖かい食事で体は温まっても、冬に1人の食事はより寂しさを増すこともあるかもしれませんね。
「寒くて夜眠れないから」
寒い時期が不眠症になりがちです。
特に1人暮らしだったりすると眠れないとき、1人で部屋にいると寂しくなることもあるのではないでしょうか。
冬が寂しく感じる理由は、
眠れず部屋に1人でいるときにあるのかもしれませんね。
「草木の景色が寂しいから」
冬は木々や葉っぱも枯れてしまいとても寂しく感じることでしょう。
冬は他の季節と比べて景色が寂しいため気持ちも寂しくなるようです。
冬が寂しいと感じる理由には、外の景色にも関係しているのかもしれません。
寒い時期の寂しさが「心と体」に与える3つの恐ろしい悪影響とは?
「冬の寒さは寂しさから疑心暗鬼になる!」
寒い時期の寂しさは「自分が周囲の人間から好かれているか」などと疑心暗鬼になります。
「相手の考えていることが分からない」といった状況に陥ることで自分は1人ぼっちのような気がしてきます。
そして、ひとたび悩むと考えばかりが頭から離れません。
そして、人間関係が円滑にいかないと感じて、自分を好いてくれる「良い人間関係」にも気づけなくなります。
大学研究では、6ヶ月以上、周囲の人間関係を遠ざけてしまうと、不思議にも周りの人も当事者から疎遠になることが分かりました。
(下記のページで詳しく解説しています。)
「寂しさは体温を低下させて心臓・血圧に悪影響を及ぼす!」
寒い時期に寂しいと感じている人がいる部屋(空間)は、実際の部屋(空間)の温度よりも、寂しいと感じることで体感温度を低くさせます。
そして、本当にその人の体温を低下させます。
つまり寂しさを覚えていると心身ともに「寂しい・・・寒い・・・」という感情が襲ってくるのです。
また、寂しいという感情は、血圧を上げ、コレステロール値も増加させます。
ほかにも、「日常的に寂しさを感じる人」は、そうじゃない人に対して心臓血管系の病気を患う傾向にあります。
日常的に、寂しさから派生する「ストレッサー」を感じていると、身体はその負担を蓄積し続けることになります。
さらに、その負担は唇を「紫色や黒色」に変色させるといった、体に兆候を表すこともあります。
ぜひ、下記のページを参考にしてみましょう。
「寂しさから身体の免疫力が低下し病気を患う!」
寂しいとい感情の心理的な影響は身体の免疫力を下げる為、病気や病原菌(細菌ウィルス)に関して抵抗力が弱まります。
たとえ、短い期間の寂しさでも悪影響があります。
何週間にもわたると、寂しさは免疫力に多大なる悪影響を及ぼします。
例えば、新しい環境に馴染めない学生が寂しいを覚えていると、インフルエンザの予防接種を打っただけで具合が悪くなってしまうこともあるそうです。
寂しさは、心(精神的心理的)に大きなダメージを与えて、心だけでなく体も蝕んでいくことにあります。
「冬の寒い季節は寂しさから鬱(うつ)病を招く!」
「冬の寒い時期は四季の中でもさびしさ(寂しさ)を感じやすいのは当然」ですが、中でもうつ病予備軍は寒い時期になるとさびしさを感じやすい傾向にあります。
理由は、うつ病予備軍がそもそも四季に関係なく、孤立感に苛まれているからです。
その上、気候(気圧)や天気が不安定になると、人並みの何十倍も寒さによるさびしさ(寂しさ)を感じます。
うつ病になる理由は様々で「自己嫌悪、責任感で追い詰めやすい、誰にも相談できない、悩みを抱え込む」などの傾向にあります。
そして、それは寒い冬の季節になると寂しさから拍車をかけて、「すべての人に好かれて認められないと存在価値がない」と心の奥底で感じてしまいます。
つまり、寒い冬の季節になると寂しさからうつ病予備軍の人は、メンタルは「孤独・孤立・虚無」の感情でいっぱいです。
この理由によって、うつ病予備軍の人は、健常者と比較すると寒い時期にさびしさ(寂しさ)を感じやすい性質があるんです。
「さびしい」と思う心理的動向を事前に止める操作するのは、困難ですよね。
でも、「さびしい」は「ツライ苦しい」という感情なのです。
(下記のページで詳しく解説しています。)
「冬の寒い季節は寂しさから恋人が欲しくなる!」
秋の季節から寒い季節に突入する寒い上に日照時間も短くなって気持ちが寂しくなります。
暑さでイライラする夏とは違い、寒くて外がすぐに暗くなる冬は、人恋しい時季です。
寂しい寒い時期は誰か傍にいて欲しいもの。
また、冬の季節はバレンタインイベントやクリマス行事など、カップルで楽しむイベントが催されます。
そういったイベント行事が近づくと、どうにも周りが気になってしまいます。
そんなときに1人だと急に寂しくなり、恋人が欲しいと感じるようにもなります。
そこに冬の寒さや日照時間の身近さが寂しさを倍増させて、誰かと一緒に過ごしたいと感じさせます。
冬の寒い時期に恋人が欲しくなるのは、寂しさを感じないように大好きな人と寄り添って温まりたいという気持ちからくるものです。
そもそも寂しさの正体とは何?
寂しさという感情(気持ち)はふとした瞬間に心に侵入してきて、それ(寂しさ)を感じることでジワリジワリと大きくなっていくものです。
✔「一人でいたくないから誰かと一緒に居たい」
✔「みんな的に思えて誰も信用できない」
✔「なんだか理由も無く不安になる」
✔「どこにいっても居場所がない」
このような感情にとらわれてしまいます。
つまり、寂しいとは「虚しい・悲しい・孤独感・疑心暗鬼」などが集まった感情のことを言うのです。
そして、心の中で暴走して止められなくなった「寂しさ」が混沌とすると、憂鬱な感情に変わっていってしまいます。
ですが、寂しいと感じているのはあなただけではないということを知っておきましょう。
自分が寂しさに襲われていると、周囲の人間が幸せそうに見えますが、多くの人は寂しさを抱えており、「隣の芝生は青く見える」ものなのです。
冬の寒いと寂しい気持ちを簡単に埋める4つの解消法とは?
「ゆっくりと時間を過ごして心と体を温める!」
寒い冬は体の芯から温めたいですよね。
湯船でゆっくりリラックスしたり、マッサージするのもおすすめです。
体だけでなく心も暖めたいという方は、人との繋がりを大事にするのもいいですね。
寂しさ(虚無感)を紛らわすためには、自分から連絡して友人と遊ぶのもいいでしょう。
もちろん、家でゆっくりと本を読んだり、DVDを見たりするのも良いですし、外に出るなら美術館や映画館などもおすすめです。
何かに没頭して集中することで寂しい気持ちも薄れるでしょう。
また、下記の記事で解説しているように、
室内の防寒対策は心の健康のためにも絶対に必要です。
「ペット日々が続くときは(動物)を飼う!」
寒い冬の時期に1人でいることが、どうしても寂しくて耐えられないのであれば、ペットを飼いましょう。
この場合のペットは「動物」がオススメです。
特に寂しさを埋めてくれるオススメのペットは犬か猫です。
しかし、普段のお世話に頭を悩ませるのでもっと小さい小動物(ハムスターやうさぎ)でもいいでしょう。
ペットは可愛くていつも癒しをくれますし、いつどんなときだってあなただけの味方です。
「寂しさに気付いて感情を受け入れる!」
冬の寒い時期「寂しい」という感情を遠ざけて否定してしまうこともありますよね。
その感情は苦しく受け入れ難いかもしれませんが、まず第一に気付くことが大事のです。
孤独を感じるときは「寂しいと思う」のは誰しもが感じている自然な思考です。
自分の気持ちに抗するのはあり得ないくらいエネルギーを使うので、そのままの感情を受け入れる方が肩の力が抜けて楽になります。
不思議なことに自分の中の寂しさを受け入れることで力が抜け、自分に優しくなれるものです。
寂しさや孤独を感じるのは、決してマイナスな要素だけではありません。
その分、周りの有難みがわかり、友達や恋人、家族をを大切にできるようになります。
寂しさをしっかりと受け止め理解することができたら、対人への思いやりや優しさに変えられます。
「理解してくれる人をひとり作り居場所を見つける!」
私達は寂しいとき程、楽しそうな場所に行きたくなり、大勢の人と接したり騒いだりすることで「わたしは寂しくなんかない」と無理やり思おうとします。
ですが、それは一時的なものです。
たったひとりでいいので、自分を心から理解し応援してくれる人を見つけましょう。
寂しさというのは、その時の状況ではなく、寄生虫のように心の中を蝕むものです。
自分を心から理解してくれる人がいると、自分の居場所ができたように思えるので、寂しいと感じることもなくなり、気持ちも落ち着いて、穏やかな毎日を過ごせるようになります。
寒いと寂しい心理的な理由(原因)は?冬の寂しさに解消法はあるの?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
寒いと感じることで人間は生命の危機を感じることになるので、潜在的に「恐怖・焦り・焦燥感・不安」を抱いているのです。
もちろん、これは本人が自覚していない場合もあります。
つまり、「寒い」というのは「寂しい」という感情と密接しているのです。
これは、寒さを感じれば感じるほど、「寂しい」という感情は大きくなります。
しかし、寂しいと感じることはごく自然なことなので、決して悪いものではありませんし、多くの人が冬の寒い時期になると「寂しい」と感じているものです。
そこで、このページで紹介した「対策法」を参考にしてみることがオススメです。