冬雲の特徴と種類は?夏雲より筋状で高さが低いし少ないって本当?

寒い
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冬の季節の空雲と言えば「どんよりとしていてグレーの雲が垂れ込めている印象ですよね。

なかでも、冬の季節の雲と言えば「凍雲(いてぐも)とか、うね雲」などが有名です。

TVで報道される天気予報では「筋状の雲」なんて言葉を耳にしたことがあると思います。

では、ページを読み進めて冬の雲に関する「特徴や種類、性質」などについて知っていきましょう。

 

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  1. 冬雲の特徴って何?寒い冬の季節に発生する雲の特徴を紹介!
  2. 冬雲の種類には13個もあった!?
    1. 冬雲の種類①:「うね雲」
    2. 冬雲の種類②:「凍雲(いてぐも)」
    3. 冬雲の種類③:「巻雲/けんうん(すじ雲、はね雲、しらす雲)」
    4. 冬雲の種類④:「巻層雲/けんそううん(うす雲、かすみ雲)」
    5. 冬雲の種類⑤:「筋状の雲」
    6. 冬雲の種類⑥:「巻積雲/けんせきうん(うろこ雲、さば雲、いわし雲)」
    7. 冬雲の種類⑦:「乱層雲/らんそううん(雨雲、雪雲)」
    8. 冬雲の種類⑧:「高積雲/こうせきうん(ひつじ雲)」
    9. 冬雲の種類⑨:「高積雲/こうせきうん(おぼろ雲)」
    10. 冬雲の種類⑩:「層雲/そううん(きり雲)」
    11. 冬雲の種類⑪:「層積雲/そうせきうん(うね雲、くもり雲、まだら雲、むら雲)」
    12. 冬雲の種類⑫:「積雲/せきうん(わた雲)」
    13. 冬雲の種類⑬:「積乱雲/せきらんうん(雷雲、入道雲)」
  3. 雲は季節「春・夏・秋・冬」で種類が違うって本当なの?
  4. 冬雲の特徴は「雲の高さ(高度)が夏より低く雲の発生率が少ない!!」
  5. 冬雲と夏雲の特徴の違いに「雨期と乾季」も関係していた!?
  6. 冬の季節に出現する「筋雲(すじぐも)」にはどんな特徴がある?
  7. 冬雲の特徴と種類は?夏雲より筋状で高さが低いし少ないって本当?~まとめ

冬雲の特徴って何?寒い冬の季節に発生する雲の特徴を紹介!

冬の季節はシベリアから強靭な寒気が入ってきて、日本海側では曇りの日がほとんどで、気温が低い人は雪が降ることもあります。

これが、わたしたちが冬の雲と聞いて思い浮かべる、「どんよりとした冬の空の印象」です。

とくに冬の季節は低いところに雲ができるため、ますます空雲がどんよりしているように見えることでしょう。

 

これは冬の季節の「気圧・湿度・乾燥」など気象状況が関係しています。

もう一方の太平洋側では、山々から乾いた風が吹いてくるので、冬の季節は空気が乾燥していて晴れた日が多くなっていきます。

晴れている日の冬の空は雲が少なく、秋のシーズンよりも空が高く見える日も多いことでしょう。

このように、確かに、冬の空模様はキレイです。

しかし、一方で「冬の季節の雨の日は落ち着くけど、冬の季節の晴れの日は気が滅入る」という人もいます。

それとは逆で、「冬の雨の日は気が滅入るけど、あれの日は元気が出る」という人もいます。

冬の空をどう感じるかは人それぞれというワケですね。

冬の寒い日の青空は澄んでいてとてもキレイですよね。

 

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冬雲の種類には13個もあった!?

冬雲の種類①:「うね雲」

うね雲とはその名称の通りで、畑のうねみたいに空に広がっている雲のことです。

正確にいえばうね雲は層積雲(そうせきうん)の仲間で、こちらも割と低い空にできる雲。

層積雲には何種類もの形が存在していますが、うね雲はその中でもとてもユニークな形をしています。

雲の層が厚くてうねのようにズラリと並んでいて、空の低いところに発見できれば、うね雲だと思って良いでしょう。

 

冬雲の種類②:「凍雲(いてぐも)」

凍雲(いてぐも)とは誰もが知っている俳人である正岡子規(まさおかしき)が、四季の空を見上げてこう詠(よ)んだと言われています。

春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛(なまりの)の如し。

雲を目にして鉛だなんて、そうそう思いつくものではありませんよね。

ここが、正岡子規の凄いところなのです。

この鉛(なまり)みたいに、どんよりとしてまったく動かず、凍りついたような雲が凍雲(いてぐも)です。

今にも白雪やら激しい雨やらが降りだしそうな雲ですね。

凍雲(いてぐも)は積雲の仲間で、空の低い位置に現れるのが特徴です。

夏の季節の積雲は「わた雲」とも称される、よく幼い子供たちが絵に描くようなモクモクしたシルエットのはっきりした雲です。

一方、冬の季節の積雲である凍雲(いてぐも)は、輪郭がボヤけて、空に低く広がるようなイメージで、雲が空にフタをしているようなきにもなりますね。

冬の寒空に頻繁に現れる雲なので見つけやすいでしょう。

また、冬の空は雪景色が綺麗なのも特徴です。

 

冬雲の種類③:「巻雲/けんうん(すじ雲、はね雲、しらす雲)」

晴れ渡っている晴れた日で、上空の風が強い冬の時期に現れます。

風で雲が流され、青い空にハケで白いペンキをはいたように出現したり、釣り針のように先が曲がった雲のように姿を現したりします。

春の期間にも現れる雲ですが、秋の季節や冬の季節にもよく見る雲です。

 

冬雲の種類④:「巻層雲/けんそううん(うす雲、かすみ雲)」

巻層雲(けんそううん)は冬の空一面を薄いベールで覆ったような幻想的な雲ですが、この雲が出現すると実は要注意で、巻層雲(けんそううん)が出ると、後に天候が荒れる前兆とも言えます。

巻層雲は非常に薄い雲のため、できはじめは空との区別がつきにくい傾向にあります。

その薄さゆえに、陽の光を屈折させ多彩な自然現象が引き起こします。

巻層雲(けんそううん)と言えば、太陽の光や月を覆って暈(かさ)を作り上げるのが有名ですね。

日常的に見かける「飛行機雲(ひこうきぐも)」と一緒にできる事もあります。

 

冬雲の種類⑤:「筋状の雲」

冬の時期の天気予報で同じみな呼び名。

しかし日本海側では、冬の時季の代名詞とも言える雲です。

筋状の雲は、冬の気圧配置(気象状況)でできる雲の群れです。

激しい雨や落雷をもたらす積乱雲(せきらんうん)や、積乱雲がモクモクと垂直に巨大化した雄大積雲(ゆうだいせきうん)が集合してできたものが筋状の雲です。

これ(筋状の雲)が衛星上で見ると筋のように見えるので、筋状の雲と言うのです。

因みに、地上から見たときに、箒で掃(は)いた筋のように映る、俗にいう「筋雲」とは異なります。

これは春のシーズンや秋のシーズンに確認できる巻雲(けんうん)という空の高いところに現れる雲のことです。

紛らわしいですが、冬の季節に表れやすい筋状の雲は、地上から見たらすぐにでも激しい雨や落雷がやって来そうな雲だらけの空です。

冬の季節は寒さが増してつい空を見上げる心のゆとりなんてなく、縮こまって伏し目になり、足どりしまいますよね。

でも冬の晴れた日の空は、空気が澄んでいて、高い空にフワフワと浮かぶ「わた雲」は他の季節のそれより綺麗に感じます。

そして冬の低い空に広がる凍雲(いてぐも)やうね雲も、よく見てみるとまさに幻想的で美しいと感じることでしょうし、特に冬の夜の「夜景」は絶景です。

それから、よく言う筋状の雲は、肉眼で見て筋のように映るわけではないので気を付けましょう。

こごえるような寒い冬のシーズンもちょっと立ち止まって空を見上げてみましょう。

 

冬雲の種類⑥:「巻積雲/けんせきうん(うろこ雲、さば雲、いわし雲)」

巻積雲(けんせきうん)は細かい氷の粒子で構成された雲の塊で、まるで魚の鱗を敷き詰めたように美しく見えるのが特徴です。

また、ひとつひとつの曇が小さく薄いので、陽の光が透け影ができないのも特徴です。

秋の季節~冬の季節の夕暮れにうろこ雲が空一面に出ていると、幻想的で魅力的な光景を見る事が出来ます。

 

冬雲の種類⑦:「乱層雲/らんそううん(雨雲、雪雲)」

乱層雲(らんそううん)は俗にいう「あま雲」で雨を降らせる雲の代表です。

厚い雲で、何時間にもわたって雨を降らせます。

空全体に厚く暗灰色(チョコールグレー色)の雲が広がり太陽や月をブロックしてしまうので、地上全体がどんよりと物悲しくなってしまいます。

 

冬雲の種類⑧:「高積雲/こうせきうん(ひつじ雲)」

高積雲(こうせきうん)は「動物のひつじが群れでフワフワとみんな泳いでいるように見える」という特徴を持つ雲です。

眺めていて何だか可愛らしい微笑ましく思わせてくれるような雲です。

巻積雲(うろこ雲)より1つ1つの雲が大きいのが特徴で、秋の季節~冬の季節に出現することが多い傾向にあります。

 

冬雲の種類⑨:「高積雲/こうせきうん(おぼろ雲)」

高積雲(こうせきうん)は空一面を薄い鼠色(グレー色)や乳白色(オフホワイト色)の幕で覆うような雲です。

この雲を通して太陽を見ると、すりガラス越しに空を眺めているようにぼんやりと映ります。また、この雲で月が隠れると「おぼろ月夜」になります。

風情ある夜の時間帯の風景を楽しめます。

 

冬雲の種類⑩:「層雲/そううん(きり雲)」

層雲(そううん)は雲の中で一番低い場所(エリア)にできる雲で、山の途中や地上付近に表れる雲です。

低い山だと山全体が層雲で覆い隠されてしまうケースもあります。

余談ですが、この雲が地面に到達すると霧になります。ここ数年では、谷や峡谷一面を霧が覆った場合(エリア)に出現した「雲海」が有名です。

層雲(そううん)は一生に一回見ておきたい、想像以上に幻想的で美しい風景です。

 

冬雲の種類⑪:「層積雲/そうせきうん(うね雲、くもり雲、まだら雲、むら雲)」

層積雲(そうせきうん)は、曇り天気の代表とも言われています。

ふわふわの積雲(わた雲)が数多く集合して空を埋め尽くします。空が曇りで、雨が降らない時の雲です。

層積雲(そうせきうん)は冬の寒い季節に限らず、比較的に一年中見られる雲です。

 

冬雲の種類⑫:「積雲/せきうん(わた雲)」

晴れた日の雲といえば、この雲をイメージする人が多いことでしょう。

多くの人が幼い頃に、よく青い空に浮かんでいるふわふわの雲を見て、何の形(シルエット)に見えるかほんやりと考えたことでしょう。

冬の季節にも表れる雲ですが、夏の季節に見るのがオススメで、夏の海だと「海も空も青くて雲だけが白い」広大な景色を見る事ができます。

 

冬雲の種類⑬:「積乱雲/せきらんうん(雷雲、入道雲)」

積乱雲(せきらんうん)は夏季の雲の代表「入道雲」です。

もこもこと縦に長い分厚い雲で、雲の中で一番危険度の高い雲になります。

なんと高さが10kmを優に超える積乱雲もあり、激しい落雷や竜巻、激しい雨が発生する事もあります。

冬の季節にも見られますが、中でも夏の季節の積乱雲は危険で、台風や夕立、冬の激しいあられやヒョウの元凶となる雲です。

 

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雲は季節「春・夏・秋・冬」で種類が違うって本当なの?

あなたは「春夏秋冬の季節別で雲も種類が変わる」と認識していませんか?

季節で確認できる雲が違うと思っている人も多くいます。

ですが、実は出現率は違えど、季節によって雲の種類や形が変化するということはないです。

というのも、どの雲も1年365日出現するのですが、できる場所が違うので地上から見えにくくなっているだけなんです。

例えば上層雲で地上(地面)から高い場所(エリア)にある雲は空気が澄み切っていないとしっかり確認できません。

そのため、湿度の低い秋のシーズンと冬のシーズンにはよく雲は見えるのですが、他の季節(春・夏)では見えにくくなるんです。特に夏場は上昇気流が成長しやすく、一緒に埃(ほこり)も舞い上がるので地面から高い位置にある雲は肉眼では見られません。

ですが、代わりに夏場や春先は上昇気流でできた積乱雲(入道雲)がたくさん見ることができるのです。

 

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冬雲の特徴は「雲の高さ(高度)が夏より低く雲の発生率が少ない!!」

冬の季節の気温(外の気温)は、低いことから、上昇する空気は低高度で露点温度まで下がっていきます。

暑い夏の季節の気温は高い傾向にあることから、高々度まで上昇しないと露点温度にまで下がりません。

雲の形成に深くかかわる露点温度とは、水蒸気が冷やされて水滴になる温度のことを指すので、寒い冬の季節は空気がちょっと上昇しただけで雲ができます。

それとは逆に暑い夏の季節は高く上らないと気温は雲ができる温度にまで下がらないのです。

 

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冬雲と夏雲の特徴の違いに「雨期と乾季」も関係していた!?

実は、雲が出現しやすい条件として、雨季と乾季の違いもあります。

日本の夏の季節も東南アジアほどはっきりはしていませんが、ちゃんと雨季と乾季があり、夏のシーズンは雨季にあたり、湿気が多いので湿度も高くなります。

この湿気が高い温度により水蒸気となり、雲が出現しやすくなります。

ですが、湿度が高いことから、冬ほど空気が澄んでいないこともあり、冬の季節ほど豊富な種類の雲を見つけることはできません。

そして、冬の季節は逆に、湿気はなく気温も低いため雲になりにくい傾向にありますが、湿度が低いために、雲を確認しやすい条件であり、これが「冬は雲が多い」と感じる要因の一つです。

 

冬の雲に関しては、本州の日本海側では顕著です。

冬の季節の北西季節風は、日本海の対馬暖流で暖められつつ水蒸気による供給を受けているので、どんどん上昇していきます。

飽和水蒸気密度による温度の変化というのは、温度が低いほど飽和水蒸気密度変化が僅かで、海流で温められたといえども、低温であることから、僅かな温度変化(=高度変化に対応)で飽和を迎えていることで、雲のでき始め高度(=雲低高度)が低くなる率が高い傾向にあります。

 

また、北西季節風は放射冷却で冷たくなっている大陸(大地)でキンキンに冷やされた空気が低層に、高気圧により高層(こうそう)から吹き降ろされ、断熱圧縮(だんねつあっしゅく)で昇温した空気が中層に存在していることで逆転層を作るため、雲が昇る高さ(雲頂高度)も低く押さえられます。

しかし、太平洋側(その中でも関東平野部)にいたっては、脊梁(せきりょう)山脈で日本海側の雲が降水させてしまうことから、著しく乾燥して天気(天候)は晴れがちになり、見える雲は高層の氷晶雲が多くなってしまいます。

(雲が発生する高さと言う意味では関連性がありません)

 

それに加えて太平洋上に出てしまえば日本海と同じく熱と水蒸気の供給を受けるので、特に季節風の強い状況になると太平洋上にも筋状の雲列が出現することもあります。

 

日本海側の夏の季節は、太平洋上の高気圧からの南風が、脊梁(せきりょう)山脈を越えて吹き降ろしてくるので充分に高温ではあるが、極端な湿度は山脈の向こう側で落としてくることになって、冬の季節よりも飽和水蒸気密度に到達するまでの温度変化(高度変化)に余裕ができます。

太平洋側では温度が高いものの、勝るとも劣らず湿度も高いので特に高度を必要とすることなく、意外にあっさりと雲になります。

雲頂高度は太平洋高気圧は冬のシベリアの大地と異なってちょうど良く暖かい海の上に存在することから、極端な逆転層は出来ないので、かなり高いところまで上昇・発達するでしょう。

 

実は、対流性の雲の雲低高度は夏の季節と冬の季節で大きくは異ならないが、雲頂高度は大きく異なるということになります。

 

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冬の季節に出現する「筋雲(すじぐも)」にはどんな特徴がある?

気温がグンと下がる冬の季節になると、衛星上に筋状の雲がしばしば出現します。

とても神秘的な雲ですが、なぜこういった風に筋状になっているのでしょうか。

その正体は積雲や積乱雲です。

衛星の写真ではハケではいたような雲にも思えますが、実は筋状の雲の正体は積雲や積乱雲なのです。

 

暖流が影響を及ぼして相対的に暖かい日本海に、冷たい季節風が吹き抜けると、空気の下層だけがポカポカと暖められます。

すると上昇気流が発生し、積雲や積乱雲が作られるという仕組みです。

そして先ほど、冷たい空気の下層がポカポカ暖められる→上昇気流発生→積雲・積乱雲が発生する

というふうに説明しましたが、もう少々細かく検証していくと、筋状に見える理由も理解できます。

空気は上下の温度差が大きくなると、温度差を無くそうとする働きが起こり、結果として対流を引き起こします。

 

この時、暖かく軽い空気が上昇する部分(ポイント)と冷たくて重い空気が下降する部分(ポイント)ができます。

筋状に雲が並ぶのは、空気が上昇して雲が出現する部分(ポイント)と空気が下降して雲が出現しない部分(ポイント)が入れ替わり交互に並んでいたからなんです。

筋状の雲の特徴として、寒気が強ければ強いにつれ、明確に衛星上に出現します。

どれだけ寒いのかの目安にもなってくるので、ぜひ筋状の雲にもスポットを当ててみてください。

 

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冬雲の特徴と種類は?夏雲より筋状で高さが低いし少ないって本当?~まとめ

このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?

基本的に雲はいつの季節でも見られると言うことがわかりましたよね。

ですが、冬に表れやすい雲があるのも事実です。

冬の季節は寒くて空を見上げることも少ないですが、冬の楽しみとして雲を観察してみると、冬の楽しみが増えることでしょう。

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