今と昔では「お正月や大晦日は変わっちゃったな!!」そう思われている人はたくさんいますよね?
また、ゆとり世代の子たちも、「昔と今のお正月は全くも違うという・・・」という言葉をどこかで聞いたことはあるのではないでしょうか。
でも実際に今と昔のお正月や大晦日には、どんな違いが出てくるのでしょうか?
TV番組も変容してきてるでしょうか?
見ていきましょう。
昔のお正月ってどんな感じだったの!?
昔のお正月は三が日は店も全部閉店してて、道路に車もちょっとだけで、街全体が静まり返った感じになっていました。
いわば、「よその国」に足を運んできたような感覚になります。
空気もぴーんと済んで張り詰めた、冬の冷たさが気持ちが良かったのを、はっきりと覚えている人も多いことでしょう。
今は元日から店もオープンしており、正月らしい空気はみじんも感じられません。
小児達は別室で、例年新しく揃っていたボードゲームやカルタなどで、わいわいゲームをしていたもの。
またテレビ番組でかくし芸などを見て過ごしていました。
大晦日は大掃除しておせち料理の準備をしつつ、夜は年越しそばを召し上がっていました。
その後、「紅白」をみて、終わると近辺にある神社などに、初詣に出向いてました。
子供同士は言う通りのトランプやカルタ、すごろくや福笑いなどで闘争ゲームしました。
気象条件が良かったら凧揚げもしました。
昔と今のお正月はあまりにも違っている!?
今のお正月の風景は「情緒が消えたな」と思う人も多いですが、まあそれも時の流れということですね。
お正月とか大晦日すぎると、お店がやってないなんて耐え難いもので、確かに今よりも商店街は物寂しい感じはありました。
ですが、その寂しさがなんとなく、お正月って感じで、どこか風情があるようにも思えてきます。
また、お正月といえば「初詣(はつもうで)」ですが、日本人のほとんどが、初詣に関する知識や参拝方法を誤解していることがアンケート調査によってわかっています。
お正月に初詣に行って「お賽銭やおみくじ」をしようと考えている人は、必ず下記のページを少し覗いて「初詣について」参考にしてみましょう。
「昔のお正月ってどんな感じだったの?」当時の人に体験談を聞いてみた!
「家庭の恒例行事も様変わりです!!」
年末年始は、店がどこも閉まっておりました。
ですから、30日位に皆買出しまで訪ね歩いていました。
でも今日日は、閉まっている店のほうが、珍しい位になったわけですね」
お正月のテレビジョンいうものは『かくし芸大会』だけじゃなく、芸能人が晴れ着を着用して様々なゲームしたりかな?
コメディアンが漫才やコントしたりの、きっと『お正月番組』がやたらほとんどだった。
今は年明けから店も開いているし、正月らしい風情はみじんも認知できません。
あの時はコンビニやファミレスが無く、百貨店が主流でしたが、無論の事ですがお正月の間は休業だったので、年末に大量買いが当然でしたね。
「情緒が消滅したな・・・」と考えますが、まあそれも時代のトレンドということですね。
「伝統を受け継いだ正月風景をとんと見ないかな・・・」
地域格差もあるでしょうが、如何にも歴史ある正月の風景を目にすることは、
確かに減少しています。
子どもさんたちが凧揚げや、羽根突きをすることがない状況ですし、家族で双六や福笑いや、かるた取り等の正月遊びをすることがなくなりました。
餅つきも今やイベントと化していて、各家庭で臼と杵でつく様子はほぼ消え去りました。
『国旗』を出してる家を殆ど見掛けませんでした。
自分がちっちゃい時分は、『三が日』に渡り、親父が『国旗掲揚』してたモンですが・・・
お正月ってそれぐらい今と昔で違ってましたが、昔のお正月の方が楽しように感じています。
もちろん、楽しいかどうかは個人の感想ですが、家族の集まりとかぼんやりと温かいものがありましたよ!
どうでしたか?
実際に当時を知る人に聞いてみると、「いかに昔と今の正月が違っていたか?」わかるものですよね。
また、お正月に限らず、「クリスマス」や「ハロウィン」も昔と比べると、非常に変化していることが分かります。
そこで、下記のページを少し覗いて参考にしてみましょう。
昔のお正月(大晦日~元旦)に放送した5つの人気テレビ番組を紹介!
「新春スターかくし芸大会」
1964年から2010年まで元旦にフジテレビ系で、お茶の間に届けられていた大型バラエティ番組。
旬の人気芸能人が、この日まで2~3ヵ月練習を重ねて、大一番に臨むなど、今ではあり得ないほど、時間とお金をかけていた。
堺正章のテーブル席引きやハナ肇の銅像が極めて有名。
「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」
1980~90年の日本テレビ放送系の主流正月TVの番組が、「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」です。
たけし軍団のに加え、ダチョウ倶楽部や出川哲郎など、今も一番手として活躍する芸人を一気にスターの座に押し上げた。
リアクション芸人と口に出す分野を重ねて来たのは、このTVの番組でしょう。
「新春ワイド時代劇」
テレビ東京に絶対不可欠の正月番組。
1990年代までは、テレ東の12チャンネル(当時)とかけて、ホントに12時間時代劇ドラマと広言する、超ロングの見応えのあるものだった。
非常に人気のある番組です。
「箱根(はこね)駅伝マラソン」
今も視聴率30%近くを確保する正月お馴染みの運動競技。
1月2日に往路、3日に復路が行われる。
関東に所属する大学のみにも限ったことではなく、今も昔も大学駅伝を代表する大会となっている。
「サッカー天皇杯&高校サッカー」
Jリーグが始まる前の当時、サッカーはそこまで注目を集める事が少なかった。
ですが、元旦の天皇杯決勝そして年の暮れ年明けからスタートした、高校サッカーと正月のサッカーは活況を呈していた。
大晦日や元旦の過ごし方って「昔と今」じゃ全然違っているのはご存知でしょうか?
では、昔と今の大晦日や元旦の過ごし方の違いについて紹介しています。
「この風習は今でもあるけど、この習慣はもうないな・・・」などと比較してみていきましょう。
今と昔の「大晦日」の過ごし方に関する4つの大きな違いを解説!
「除夜の鐘が昔と今で鳴らすタイミングが違う!」
大晦日の夜、NHKの「紅白歌合戦」が終了したとすぐに各地方の「除夜の鐘」がアナウンスされます。
除夜の鐘は「108回」突かれます。
この108回は「人間の煩悩の数」の一つとしていることは知られていますが、他にも色々な説もあるようです。
✔「四苦八苦」を「4×9+8×9」で108になるという噂
✔「月の数の12」と「二十四節気の24」と「七十二候の72」を足すと108である噂
本来、除夜の鐘は「紅白歌合戦」の後に案内されているように旧年中から突き始め、
終わりの1回を新しい年に突くものだとのことです。
しかし、現在は新年になったとすぐに突き始めるお寺も増えているみたいです。
「掃き納めは昔から大晦日にやるものだった!?」
大晦日に、1年最終日お掃除する「掃き納め」。
新年早々に掃除を行うと、「歳神様」がつれてきてくれた「福の神」をも外へ掃き出していくから、掃除は大晦日までにやっておくというもの。
現在の「大掃除」に結び付く風習になりますが、現在の「大掃除」は新年早々に掃除することがないようにというより、その年の汚れを全て片付けるという形式です。
どちらにしても、さっぱり清らかな環境で年明けを迎えたいですものね。
下記のページを少し覗いて参考にしてみましょう。
「年越し蕎麦(そば)を大晦日に食べる!」
今は昔と違いこの風習を守っている家庭はそれほど多くありませんが、日本の古くからの習わしです。
大晦日に「年越し蕎麦」を口に運ぶ慣習は、江戸時代頃から作られたものです。
「年越し蕎麦」を食べる主旨も、「細々と長く生きられる」という長生き祈願からのものだと言われていますよね。
今でも歳末になると、百貨店やデパートで「蕎麦」の特設コーナーが設けられたりしますが、年々消費量は減ってきています。
この「年越し蕎麦」、何時頃に口にするものだと思いますか?
現在(今)は「年越し蕎麦」というと、大晦日の夜遅く「年越し」の時分に食べるものという様な方も多いようですが、昔の風習では「日暮れ時」に口に運ぶものでした。
「昔は大晦日は寝ないで過ごす!しかし今では・・・」
その年、最終の日「大晦日」は、心身を清めて一睡もせず寝ずに起きて、新年の「歳神様」を迎え入れるという昔の風習もありました。
読み間違えて早く眠りについてしまうと、「白髪になる」とか「シワがよる」など叫ばれるほど、手厚く執行されていた風習だったそうです。
現代(今)でも若年層たちは、アイドルの「年越しライブ」へ足を運んだり、一晩中飲み会で熱を帯びたりして寝ないで過ごされている方も多いのでしょう。
「歳神様を起きて待っている」昔の風習が、心の根底で引継がれているものなのかは「?」ですが…。
今と昔の「元旦」の過ごし方に関する10の大きな違いを解説!
「昔は家の前に門松(かどまつ)を正月明けの元旦に飾っていた」
門松(かどまつ)とは、新しい年に家の門の前等に立てられる一対となった松や竹の元旦飾りのことです。
昔、木のこずえに神が宿ると決まっていたことから、門松は歳神を家にお出迎え入れるための依り代という意味合いがあります。
門松は、歳神様の依代(よりしろ)と考えられており正月飾りのなかで、歳神様が困ることなく降りて来るための目印であるものです。
「昔はお賽銭以外のお金は使わないのが当たり前!」
「元日に金をかけると、その年は必要以上にお金を使う年になるので、ストップする」という意味。
因みにお賽銭は問題ありません。
初売りや福袋などは、元日に買い出しに行かないほうが賢明だとされています。
これは、元旦にお金を掛けてしまうと、その日1年、懐からお金が出て行くことに結び付くためです。
「昔は元日にお掃除(そうじ)するのも禁止だった・・・」
元日は「掃除」は行なってはいけないのが普通です。
これは、遠路はるばるやってきただいた神様(福の神)追い払ってしまうと縁起が悪い考えのためです。
同じ理由から「洗濯も裁縫も風呂に浸かるのも禁止」。
どれも、福の神を追い出してしまう要因になると言われています。
「元日には縁起が悪いからお風呂に入らなかった・・・」
「元日にはお風呂に浸かってはいけない」という風習が存在します。
昔は風呂焚きとは井戸から水を汲み上げ、薪に火をつけてお湯を沸かしかのような肉体労働であったため、元旦くらいは家事労働をする女性を休養させてあげようといった理由。
また昔は元日に風呂場を炊くと地獄の釜が沸くと口にして禁忌で敬遠されていました。
「餅つきは今も昔も行われているけど目的が違う!」
おもちは、遠い昔から霊力の宿る食べ物として必須とされています。
お餅を食べるとその霊力で丈夫になると考えられています。
餅は、『望』を意味しており、家族同士が幸せで希望が望めるようにという願いを込めて、神仏にお供えし、お幸せな儀式に用いるの習慣でした。
「お雑煮(おぞうに)を元旦に食べる」
お雑煮は一年の無事を祈りお正月に口に運ぶ昔から変わらない日本料理です。
古来には一日は夕刻から始まるとする因習があり、元旦は大晦日の夕暮れから始まると考えられていた。
大晦日の夕暮れに神仏に供えた餅やご飯を日の出後に降ろして、具材をプラスして煮た物が雑煮の原点とされている。
「福笑いを元旦にするのは今じゃあもう古い!」
正月の遊びとして定着したのは明治頃となっているが、起源は不明朗な。
平成以降は大所帯での正月の遊びとしては廃れ気味となったが、地方公共団体などが開催する新春催事としては変わらず恒例のものといえる。
あくまで予想ですが、「笑う門には福来たる」ということことわざに由来すると言われます。
「新年から笑って、福を呼ぼう」という祈願のもと、開始したではないかと考えられています。
「昔に流行ったすごろく(スゴロク)は今でいう人生ゲームになっている」
日本には遅くても7世紀には中華人民共和国から伝来し、東大寺正倉院には生前の聖武天皇が楽しんだとされる盤双六が収納されています。
ただし江戸時代以降において日常的に遊ばれた盤双六は、15世紀頃以後に中国の盤双六を取り入れて改善されたものであると考えられています。
今は、すごろくの代理として家族で「人生ゲーム」をやるという家庭もほとんどです。
「凧揚げは今や元旦の風物詩じゃない!」
日本の昔から変わらない和凧は竹の骨組みに和紙を張った凧である。
凧揚げをすることで、新しい一年健康的に暮らそうという想いが込められているのです。
また、願いを凧に積んで天に送るという意味もあります。
「羽根つきを元旦にやることは今はない・・・」
毬杖が時代とともに変容して、杖が羽子板に変化し、毬が羽に変容したと言われています。
羽根つきに話を戻すと、2種類の遊び方があり、対面して羽根を打ちあう方法を「追羽根」と呼びます。
羽根を落としてしまった人の顔に罰として墨で印をつけるのも娯楽とされていました。
今もある元旦の行事や過ごし方もありますが、無くなった習慣もありますね。
特に凧揚げとか今でもありそうですが、実は一部の地域でしかやってなかったりします。
お正月の「福袋(ふくぶくろ)」は昔と今では全然違っていた!?
今の時代の福袋は昔とは、非常に変わっています。
それは今の時代の福袋に、若い人が要求するのが違う物になってきたというのが理由です。
今と昔の福袋の大きな違いとしては、
本来の福袋では考えられなかった福袋の中身を最初から発表して買って貰う福袋が出てきたというのがあげられます。
これに対して邪道だと思う人もいますよね。
ですが、若い人はそれなりにな中身を知っている福袋にかなり好意的に思うんです。
なぜなら、若い人と年配の人の福袋に対する認識が相当変わりつつあるというのが大きく影響しています。
事実、「福袋はお得感があってなんぼ」という考えもあります。
ただ年配の人は昔からある福袋を理解しているので、いくらお得感があっても福袋は中身が見えないから意味があると感じてる人も大勢います。
ですが、昔ながらの福袋の知識がない世代にとってそんなことはないです。
衣類や雑貨ですと、残り物の詰め合わせでしたが、現在は福袋用に大量生産される事例が増え、福袋の中身が統一されてるのが少なくないものです。
やはり、お客さんを繋げることが目的でしょう。
量産ですと、ある程度考えられますから洋服だとさほどハズレはないですね。
今でも残っている大晦日の風習もあれば、昔あった元旦の風習もあり、時代とともに風習は変化していくものであるということが分かりますよね?
昔と今では、風習も違いますが、共通して言えることは「元旦でも大晦日の風習」にもしっかりと意味があるということです。
あなたの家庭でも今は見なくなった「元旦や大晦日」の風習を取り入れてみましょう。
昔お正月はどんな感じ?今現在と過去の違いは?大晦日テレビ番組は?~まとめ
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「今と昔のお正月や大晦日こんなにも違う!」という事実につきましては、当時から経験をしている人は良く言いますよね?
実際に直撃取材をしてみると、「お正月は今と昔は全然違う!」という話しも、多くありました。
ですが昔に戻るのは到底不可能です。
今のお正月を楽しむことにしましょう。