6月から7月にかけて、日本では「梅雨」が到来しますよね。
ですが、「梅雨」のような雨量が多い時期があるのは、日本だけの気候なのでしょうか?
海外では「梅雨」って聞かないものです。
では、記事を読み進めて見ていきましょう。
梅雨は日本だけの気候(気象)なの?
「梅雨」という言葉は雨季を言い換えた、日本だけにある単語です。
世界中で観れば、梅雨は雨季にあたります。
雨季はインドネシアや東アフリカ・フィリピンなどサバナ気候の地方に見られます。
これは、日本中の梅雨と同じく雨の日が続く雨期が存在します。
つまり、雨に対して、不快感を覚えているのは世界共通ということ!
海外では「梅雨」のような独自の名前が付いていないだけで、雨量の多い時期はちゃんとあるのです。
「梅雨」という単語はないですが、梅雨のような雨期は海外でもちゃんと存在しています。
日本の梅雨のように、海外でも雨量の多い時期に大変な思いをしいているのは一緒です。
つまり日本のように「梅雨」という言葉がないだけで海外国も雨期の気候はちゃんとある!
梅雨のような雨量の多い「雨期」が存在する国は日本国内だけではないんです。
日本に近い「大韓民国や北朝鮮、中華人民共和国や台湾」にも梅雨が存在します。
梅雨は、梅雨前線によって発生しますが、その梅雨前線は、日本上空に限られたものではないのです。
日本上空の梅雨前線は日本に近い各国の上空まで延びているのです。
この梅雨前線が雨を降らし、私たちの生活にいいことばかり齎します。
梅雨は、北の湿ったオホーツク海気団と、南の小笠原海気団の2つの湿った気団がぶつかりして滞留し、梅雨前線が発生して起こります。
TVで気象状況レーダーをみたら、チベットくらいから日本の太平洋側まで、梅雨前線は伸びているのが確認できます。
だいたい、この前線が延びている地域には、梅雨があり、多くの人が「梅雨がうざい・・・」と感じる原因です。
また「梅雨」という単語の表現はありませんが、雨期のある国は割とあります。
雨の降り方は様々ですけれど。
もう一つ例をあげると、タイの雨期の当初は夕暮れのスコールですが、本格的に雨期になると毎日もの凄い雨になります。
アラスカにも雨期の訪れも日本の梅雨時期に似ています。
もちろん、日本のように季節に対して言葉が多い国は稀です。
面倒も多いですが、雨期は決して悪いことばかりではないものです。
日本の梅雨よりも厄介な世界各国(海外国)の雨期の気候事情を紹介
日本と違う「北米の雨期(梅雨)事情」
土地が大きいこともあり、雨季が分かりにくいようですが、4月~6月に雨がたくさん降るの傾向が高いようです。
土地が大きいっていうのは、いい事ばかりではないですね・・・。
関連動画はこちらへ日本と違う「欧州ヨーロッパの雨期(梅雨)事情」
実は、欧州(ヨーロッパ)には雨季が一切無い。
それなら梅雨の時期は「欧州へ渡りたい!」なんて思った人は自分一人ではないはず。
実は、ヨーロッパは一年中雨や曇りの日が多くあるんです。
このせいでヨーロッパでは、気象病(天気通)が流行っています。
日本ではあまり認知されていませんが、気象病(天気通)は雨の日になると体調を崩す症状。
ヨーロッパの気象状況は、天気痛を招きやすくなります。
日本で梅雨を我慢した方が賢明な選択かもしれません。
雨の関連動画はこちらへ日本と違う「オーストラリアの雨期(梅雨)事情」
オーストラリアの雨季は、11月から次の年の4月まで見られ、予想外に雨期が長いのが特徴。
ただ、日本のように連日、雨が降り続くことはなく、前触れなく降りだすようです。
とりわけ3月や4月は、ゲリラ豪雨になるおそれあります。
激しい雨になったと思ったら、雲一つない晴れの天気になることもしばしば見られるそうです。
雨の関連動画はこちらへ日本と違う「東アフリカと北アフリカの雨期(梅雨)事情」
エジプトやケニア、タンザニアとかが東アフリカや北アフリカになります。
雨季と乾季しかなく、雨季は3月~6月の大雨季と10月~12月の小雨季の2つ見られます。
アフリカって雨が降らないような認識がでしたが、雨の多い地方もあるんですね。
雨の関連動画はこちらへ日本と違う「南部アフリカの雨期(梅雨)事情」
南アフリカやビクトリアの滝で注目を集めるジンバブエなどは、南部アフリカになります。
南部アフリカは、国が違えば気候が大きく変化するのが特徴的ですが、11月~3月が雨季であるところがたくさんありますね。
雨の関連動画はこちらへ日本と違う「西部アフリカの雨期(梅雨)事情」
西部アフリカと言えば、サハラ砂漠でしょう。
そのサハラ砂漠があるのが、この西部アフリカです。
砂漠の中心は、全く雨は降らないとのことですが、サハラ砂漠の周辺では、雨が降り雨季も見られます。
国によって異なりますが、6月~9月が雨季のところがほとんどです。
雨の関連動画はこちらへ日本と違う「東南アジアの雨期(梅雨)事情」
赤道のそばにある国々と赤道から離れている国々では、雨季に差が出るのが、東南アジアです。
赤道のそばにある国々の雨季は、平均すると10月~3月。
いっぽう赤道から遠い国々では、雨季は6月~10月頃に変わります。
また南北に長い地形の国も数多く、同じ国でも北と南では、気候が全然異なることもあったりします。
それに関しては日本に似てますよね!
雨の関連動画はこちらへ日本と違う「中東地方の雨期(梅雨)事情」
たびたびニュースになる中東の国々は、イランやレバノンと同じ様に四季がある国も見られますが、雨がほとんど降らない国が多くあります。
分かりやすく雨季がある国は、イスラエル(雨季11月~4月)、イエメン(雨季4月~5月、7月~9月)、シリア(雨季1月~3月)といったくらいです。
雨の関連動画はこちらへ日本国内でも「北海道」には梅雨の気候がないって本当なの?
北海道には「梅雨」がないと考えられており、気象庁の梅雨入り・梅雨明けの一覧には北海道は含まれていません。
しかし、数年前から少しずつ「梅雨」のような雨期が観測され始めています。
現在は認識されてなくとも、将来的には北海道にも「梅雨」が訪れることが予測できます。
北海道は梅雨がないと言われる理由は、梅雨前線が関係します。
北上する梅雨前線が北海道を経由する時には弱まったり、しかも足早であるが為に、梅雨にあたる現象が観測できないからなのです。
しかし、年によっては、梅雨と同じ様な雨期が生じるケースがあります。
オホーツク海高気圧と太平洋高気圧の境目となる梅雨前線が、東北エリアまで北上して停滞しているとき、雨雲が北海道南部にかかることで、本州の梅雨のように、湿気の多い雨や曇りの日が続くときです。
ただ、希な現象だということで、北海道では梅雨が存在しないとされて来たようです。
確かに以前は、北海道では梅雨に似た現象は希でした。
しかし、北海道でも温度が高くなり、湿度が上昇して梅雨に似た現象が生じやすくなり、時折り大雨が降る場合があります。
梅雨末期の大雨といってよい雨期が、北海道でも生じやすくなったのです。
今年、平成30年(2018年)は、北海道でも梅雨という現象が明らかにおきています。
梅雨のないとされる北海道は、平年、降水量が最も少ないのが6月です。
しかし、平成30年(2018年)6月は、前線が滞留し、その上を低気圧が経由することが多々あったことから、北海道県内の各地で記録的な激しい雨となりました。
つまり、少しずつ北海道にも梅雨が訪れはじめているのです。
梅雨といえば、洗濯に関するお悩みも増えますよね。
日本の梅雨を楽しく乗り越える方法ってあるの?
梅雨は来ないようにするのは、神様でもない限り不可能です。
そこで、日本の梅雨を楽しく乗り越えるのは、梅雨に対するイメージを変えること!
これしか方法はありません。
ネガティブな感情ばかりだと、ストレスが溜まりますからね。
例えば、雨の音は気持ちを落ち着かせる効果があります。
つまり、梅雨の楽しみ方をしることが大事!
いっそ、雨を楽しみましょう。
梅雨に対する認識が変わるはずですよ。
でも、実は雨って不快なイメージありますが、色々な楽しみ方があるんもの!
自分の中でも、雨の楽しみ方を見つけていこう。
梅雨は日本だけの気候?海外国ではどう?北海道には梅雨がないのは本当?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
梅雨という言葉は日本だけにしかありませんが、「梅雨のような雨期」は海外でも見られることが分かりますね。
むしろ、日本の梅雨よりも、外国の雨期のほうが長引くこともあります。
また、以前までは北海道でも「梅雨」は観測されていませんが、近年では気温の上昇とともに、「梅雨」が観測され始めています。
梅雨は洗濯物は乾かないし、傘が必需品になるし、気持ち的に落ち込んでしまうこともしばしあります。
中には、体調を崩す人もいます。
しかし、そう感じているのは日本だけではないということですね。
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