「ゴキブリは死んで絶命するとひっくり返って仰向けになる」と思っている人もいますよね。
もちろん「ゴキブリは死ぬと仰向けになる」という認識も間違ってはいません。
しかし、実はこれは大きな勘違いで「生きている」というケースも十分にあります。
その原因は「ゴキブリの身体の構造」にあります。
では、ゴキブリがひっくり返って仰向けになっている状態から戻れない理由について知っていきましょう。
ゴキブリひっくり返る仰向けで生きてる?
ゴキブリは足よりも胴体の方が圧倒的に重いので、仰向けになると身体をバランス良く支えることができなくなるというだけ。
なので、生きている場合も十分にあります。
これはゴキブリの体の構造上そうなるというだけです。
また、ゴキブリは死んだ振りをしちゃう虫のわりには賢いな昆虫です。
ゴキブリの生命力は思っている以上に強いものです。
例えば、頭を切り離してもそう簡単には死なず、いずれ絶命しても死因は「餓死」。
約45分間は息をせずに生きれるので、水の中に45分間は居られることになります。
このようなことから、ゴキブリが裏返ったからといって絶命したと判断するのは安易なのです。
確かに、虫が仰向けになって足を折畳むことを状態を見て、「死んだ」と捉える人も多いですが、ゴキブリの場合は別です。
ひとまずこの悲惨な状況から去るために死んだ振りをすることもあるのです。
人が去ったのを見計らって、少し時間をおくとまた活動します。
それくら生命力が強い怖い昆虫なのです。
髪の毛を食べて、栄養に変え、生き抜ける逞しさもあります。
ゴキブリは「そう易々と死なない」ということは肝に銘じておきましょう。
裏返っただけで絶命したとは限らないですし、ティッシュに包んで捨てたと思ってもゴミ箱内でティッシュから這い出てくるのがゴキブリです。
普通の殺虫剤なら死なないになる可能性もあります。
太古から生態系を変えない姿で現在まで生息しているのです。
また、環境適応能力が高い最近のゴキブリは従来の殺虫剤に対して抵抗力があり、殺虫剤を掛けてもなかなか息絶えることはありません。
生き延びたゴキブリが卵を産んだら孵化した幼虫にも免疫が付いており、の殺虫剤が効かないなんてこともあります。
ゴキブリはそうやって環境に適応しながら生きている昆虫です。
ひっくり返ったからといって「絶命している」という判断は止めましょう。
ゴキブリは髪の毛一本食べただけでも、1ヶ月何も食べないで生きていける生命体ですからね。
ゴキブリがひっくり返るのはなぜ?
ゴキブリがひっくり返るとなかなか起き上がれないのは、6本の足先が内側を向いているという身体の構造が理由です。
ゴキブリの胸部には3対の脚がありますが、ひっくり返って仰向けになると、身体のバランスを支えることが出来ません。
とくにゴキブリと同じ様な形(フォルム)の虫の場合だと、横倒れにことはできず、ひっくり返って仰向けになります。
足が内側を向いていると絶命したときに横向きになりますが、ゴキブリの体は平べったいので横向きになれず、仰向けになります。
つまり、ゴキブリは横向きを保つことが身体の構造上不可能で、絶対にひっくり返ってしまうのです。
もちろん「ゴキブリが仰向けになっているのは弱っている!!」という解釈も間違っていません。
基本的にゴキブリは死ぬまでに時間が掛かる時はひっくり返ってしまう習性も持っています。
例えば、殺虫剤を掛けると、ひっくり返って仰向けでジタバタと苦しんでますよね。
叩いた時も威力の弱い時はひっくり返って仰向けになると思いますが、強い力で叩いた時は、ひっくり返らず絶命(即死)してます。
踏み潰してみたら、ひっくり返って仰向けになることはありません。
つまり、威力のある攻撃すればゴキブリはひっくり返ることなく絶命(即死)しています。
ゴキブリを即死させるのは、熱湯をかけるのが効果的です。
ゴキブリがひっくり返るのは戻れないの?
ゴキブリなどの虫(昆虫)は、脚の上に胴体が乗っている身体の構造になっています。
脚と胴体では、上に乗る胴体(身体)の方が数倍も重いので、何かの拍子にひっくり返って仰向けになると簡単には戻れません。
それだけでなく、虫の脚は背中まで届かないので、地面を蹴って元の体勢に戻ることは身体の構造上不可能です。
亀がひっくり返って仰向けになると戻れないのと同じです。
ゴキブリなどの虫の死骸がひっくり返り、仰向けになっていることが多い理由は、脚に力を入れてないと、自然と重い胴体が下になってしまうためです。
例えば、立っている状態で絶命する馬や牛はいませんよね?
これと同じです。
なので、頑張って元に戻っても直ぐに再度ひっくり返ってしまう虫は、衰弱して脚に力が入らなくなっている証拠でもあります。
体のバランスの問題で、脚よりも本体(胴体)の方が重く、バランスが悪いので、通常は足を左右に開いてバランスをとっています。
しかし、絶命すると胴体を支えている脚の筋肉が萎縮して左右に開く状態を維持ずることが出来なくなります。
結果として、バランスよく立つとが出来ず ひっくり返って仰向けになります。
これはゴキブリ以外にも当てはまり、それなりの体高のある虫は、弱るとひっくり返ったようになります。
基本的に昆虫の特徴として、絶命すると脚の筋肉が収縮して人間が前で腕を組合わせる様な形状になります。
そうなると、重心が上がり重い身体側が下になります。
なので、ひっくり返っているゴキブリは死んではいませんが「弱っている」ととらえても間違いではありません。
ですが、弱っていると勘違いして、放置していると、息を吹き返して、あなたの家に隠れる可能性もあります。
ちゃんと息の根を止めておこう!
ゴキブリは生命力が強い生き物!
人間が「ひっくり返って死んでる」と勘違いしても、元気を取り戻します。
そして、あなたの家に住み着くこともあります。
寝る前にゴキブリが出たら最悪ですからね。
ちなみに、羽根が進化した種類の一つ、トンボなどだと、羽根が邪魔になり、ひっくり返ることは在りません。
ひっくり返るのは、ゴキブリのような構造をした生き物だけです。
ゴキブリは死ぬときにひっくり返るのはなぜ?
ゴキブリが死ぬときにひっくり返るのは、身体の構造上の問題で、ゴキブリの重心が、脚よりカラダ(胴体)にあるからです。
背中(胴体)のほうが重く、絶命するとひっくり返って仰向けのまま起き上がらないのが原因です。
ゴキブリの脚は胴体の中央から伸びており、元気な状態だと、それを開いてバランスを取ります。
例えば、馬や牛が活動しているときに、四本足で立っているようなものです。
これが、ゴキブリの場合は、6本の脚で立っているというだけです。
しかし、ゴキブリが死んでいくとき脚の筋肉が萎縮してバランスが取れなくなり、ひっくり返って仰向けになります。
基本的に「虫や動物」は、元気な状態だと弱いお腹を下側にしています。
しかし、弱ると、この「姿勢を維持する」ことが困難になります。
人類や高等な動物だと「横になる」こともあります。
ですが、虫(昆虫)は普段の姿勢が最も安定した状態なので、その姿勢を維持しようとしますが、少しでもバランスが崩れると転んでしまいます。
ひっくり返って、もう起きあがる力がないほど弱ると、「仰向け(物体として重心=バランスのとれた状態)」の状態から復帰できません。
つまり、ゴキブリはもだえ苦しんで仰向けになった場合、その段階でもうひっくり返る(体制復帰する)だけの余力がないので、そのままの状態(仰向けの状態)で死を迎えます。
たまには腹ばい状態で死んでいるゴキブリもいます。
また、虫(昆虫)はとても小さく、非常に軽い生き物なので、風に吹かれてバランスを崩す危険もあります。
そうならないために、元気なときは脚の力でしっかり地面をつかんでおり、風に吹かれて転がることはありません。
ですが、死んで絶命すると、乾燥してパリパリになり更に軽くなります。
ゴキブリひっくり返る仰向け生きてる?なぜひっくり返る?戻れない?~まとめ
このページであなたのお悩みは解決できたでしょうか?
ゴキブリは「死ぬと仰向けになる」というのも間違いではありませんが、厳密にいえば「ゴキブリは弱るとひっくり返って仰向けになる」というのが正しい解釈でしょう。
つまり、「仰向けになってるから死んでるんだ」と勘違いしていると、息を吹き返してその場から逃げることもあります。
また、ゴキブリは死んだふりをすることだってありますし、頭を無くなっても生きられるほどの生命力を持っています。
しっかりと、ゴキブリが絶命したのを確認してから処理するようにしましょう。
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