「ゴキブリは髪の毛を好んで食べている」という話がありますが本当なのでしょうか?
もし、これが本当であれば「寝ている間にゴキブリがカサカサ近づいてきて・・・」と不安になりますよね。
付近で落ちている髪の毛を食べに来るんじゃないかと不安で眠れなくなりますよね。
では、ページを読み進めて解決していきましょう。
ゴキブリ髪の毛食うのが大好きって本当?
結論から言えば、確かにゴキブリは髪の毛も食べます。
ですが、大好物と言うわけではありませんし、好んで食べているわけではありません。
基本的には家みたいな食料が多いゴキブリが好む環境で、髪の毛を食べることは無いと考えても良いでしょう。
髪の毛を食べる必要なんてないのです。
食料がたくさんある環境では、ゴキブリも食べ物の好みがあります。
ゴキブリが出ない家の共通点は、定期的に掃除し、ゴキブリが住みにくい生活環境にしていることです。
例えば、掲示板とかで、「ゴキブリは家の髪の毛も食べる」など解説しいます。
人間の髪の毛の成分は主にケラチン(タンパク質)で構成されてますが、ケラチンの固い結合を分解できる酵素って限られてます。
しかし、ゴキブリの生命力の前ではそんな常識はどこ吹く風なのです。
ゴキブリは髪の毛を栄養素に転換できる?
実はゴキブリの体内には栄養素に変えるバクテリアが棲んでいます。
髪の毛に限らず自分の「糞」も栄養素として転換できます。
長い寿命を持つゴキブリは、それほど、生命力の強い生き物なのです。
この体内のバクテリアのおかげで、仲間の糞も食べることができますし、実はゴキブリは仲間の死体を食べることも可能です。
ゴキブリは知ってのとおり、非常に人間の気配に対しては敏感です。
たとえ睡眠しているとしても、人間に奨んで近づいていくことはありません。
髪の毛を口にするというのは本当ですが、髪の毛はそれほどゴキブリの好みに合った食物ではないのです。
食べるものがなければ止むを得ずそういったものを摂取するといったレベルです。
なので、屋内で住んでいるゴキブリが、わざと眠っている人間の周辺に落ちている髪の毛を、栄養素として摂取するために近寄ってくることはほとんどありません。
例えば、夜ゴキブリを逃がして気になりますよね。
ですが、寝ている間に枕物に近づいて、髪の毛を食べに来ることはありません。
ゴキブリからしたら、人間は怖い生き物ですからね。
ゴキブリは髪の毛を食べに寝ている人間に近づいてくるって本当?
ゴキブリは非常に警戒心の強い生物なので、寝ている人間の近くにゴキブリが寄ってくることはまずありえません。
人が動いた振動にも敏感なので「寝ててもいつ動くかわからない・・」という人間に対して近づくことはしないでしょう。
ゴキブリは好んで髪の毛を食べるわけではありません。
ゴキブリは絶食に強い生き物なので、絶食しそうな環境にあると「髪の毛も食べることができる」という認識を持っておくのが正しいでしょう。
ゴキブリが食べるのは髪の毛だけでなく「フケ、爪、ホコリ」も食べられますし、仲間の糞や死骸も食べることで生命維持活動ができる逞しい生き物です。
ですが、食材が多い家でわざわざ髪の毛を食べにくるほど、ゴキブリ側も切羽詰まっていません。
昼間は「排水溝・冷蔵庫の裏側」などで、おとなしくしています。
確かに、髪の毛がいっぱい落ちていたり、ホコリが落ちている家はゴキブリが大好きな環境ではあります。
しかし、それよりもゴキブリが好む環境は「高温多湿」な環境です。
だから高温多湿な沖縄などの南国は大きなゴキブリが大量に生息しています。
一方で、北国である北海道や岩手県は「低温乾燥」な環境なのでゴキブリは生息できません。
ゴキブリ髪の毛一本食べるとどれくらい生きる?
代謝が著しい夏のシーズンならともかく、ゴキブリは秋季とか冬季とかなら髪の毛一本二本あれば、最長で冬越しができます。
もちろん、ゴキブリの大きさにもよります。
自宅で見かける「チャバネゴキブリ」や「クロゴキブリ」の成虫であれば、平均的に髪の毛一本くらいあれば1ヶ月~2ヶ月ちょっとは生きることができます。
小さな小型の小ぶりのゴキブリであれば2週間~1ヶ月くらいでしょう。
これらの基本的にゴキブリは外部から侵入するのがほとんどです。
ゴキブリは人間の髪の毛の量に対して制限がないので、お腹すいて好きな時に食べられる環境下であれば髪の毛だけでも生きられるのがゴキブリの特性です。
水だけでも2週間は生きていけるという逞しい生命力を持っているのがゴキブリです。
絶対にゴキブリを侮ってはいけません。
水回りにゴキブリが現われ易いのは、「水」に原因があるのです。
「小さな虫」から「手垢」まであらゆるもの食べるゴキブリですが、水分を吸収しないと脱水症状になって絶命します。
そのため、ゴキブリたちは水を求めて水回りに出没します。
もちろんキッチンは食べ残しなどの食料がたくさんあります。
また、お風呂場や御手洗いも人間の垢や髪の毛が付いているので、エサも食せて水分も補給でき、一石二鳥ということなんです。
ゴキブリの生命力ってどれくらい強く逞しいの?
ゴキブリは、切手1枚の裏の「のり」だけを食べて生命を維持できるほか、45分間も呼吸を止められると考えられています。
コンクリートも摂取しますし、コンクリートにカビが発生していれば、大変なごちそうです。
ゴキブリの雌(メス)は死ぬ前に産卵し、雌(メス)の居なくなった雄(オス)ばかりでも雌(メス)に性転換し子孫の残します。
ゴキブリは放射能にも強く、人が死ぬような放射能でもゴキブリは生存できます。
放射能爆弾が降ってきたら人は絶命してゴキブリだけが生存できるとも言われています。
他にも、ゴキブリは恐竜が生息していた「ジュラ紀~白亜紀」からずっと生態系を変化させずに生きているとも言われています。
つまり、生態系を変化させる必要が無いほど、生命力が強く、環境適応能力に優れていると言うわけです。
ですが、そんなゴキブリにも弱点があります。
それは寒さと乾燥です。
特に、人の家でよく見かける「チャバネゴキブリ」はとても寒さに弱く、暖房器具が揃い寒い季節でも暖かい人の家がなければ、日本の冬の間を越すことが出来ません。
そのためチャバネゴキブリは人間の家以外には在住していません。
外部から人の家に侵入して、繁殖して、増えていきます。
人の家は何種類もの食べ物がありますよね。
暗くて狭くて住みやすい場所が多く、なにより年中暖かく快適に過ごせるというゴキブリたちにとって理想郷のような場所なのです
さらに、意外にも「お湯や熱湯」にもゴキブリは弱いと言うことが分かっています。
ゴキブリは45℃以上の環境に居ると体の動き鈍くなり、生命維持活動できなくなります。
もっと高い温度に触れると死ぬこともあります。
なので、ゴキブリは熱湯をコップ一杯分の湯量かけられると全身の細胞が死滅して即死してしまいます。
生命力や繁殖力が強いゴキブリも無敵と言うわけではないのです。
ゴキブリの寿命はどれくらい長く生きられるの?
ゴキブリの寿命に関しては住んでいる環境や種類によって大きく異なります。
ですが、自宅でよく見かける「クロゴキブリ」や「チャバネゴキブリ」に関しては、クロゴキブリの寿命は1年半ほどで長くても2年近くあります。
その一方で、チャバネゴキブリの寿命は5ヵ月~1年ほどとクロゴキブリに比べてとても短いです。
ですがチャバネゴキブリはおよそ1ヵ月で成虫になるほか、卵鞘に含まれている卵の数もおよそ30個~40個と多い。
なので、後から後から個体数は増えていきます。
そのため、ゴキブリは1匹からでも急激に繁殖し、またたく間に家全体を住処にしてしまいます。
時間はかかりますが、毒餌などを設置して、ゴキブリを減らしていくことがおすすめ!
もし家中にゴキブリが出るとなると、自分の家の一部をゴキブリ対策することではなく、家全体を対策することが大切です。
ゴキブリは掃除されていない家具の裏側をはじめ、不潔な場所を動いている場合がほとんどです。
そのため食中毒が発症する「サルモネラ菌」や赤痢が生まれる原因になる「赤痢菌」などの病原体を保持しており、人間に伝染する危険度を高めてしまうのです。
素手でゴキブリに触れるのは、危険な場合もあります。
また、ゴキブリはどんな狭い狭間(スペース)にも入り込めるので、熱を生じさせている家電の内部に侵入して暖を取るケースがあります。
このとき電子基盤にゴキブリが接触すると漏電の原因になり、家電の故障に加えて、最悪の場合火事が起こってしまうことさえありえます。
もちろん外見的な印象も最悪であり、もし飲食店で出没したらそのお店のイメージを大幅に下がりますからね。
自宅でもお店でも可能な限り、出現するゴキブリの侵入経路を防ぐことで、より完璧に近い対策ができるでしょう。
ゴキブリの侵入経路を徹底に調べてふさぐこと!
そして、侵入経路付近に、毒餌などに設置しておくこと!
これらを徹底しておけば、自宅で少しずつゴキブリが減っていくでしょう。
ゴキブリ髪の毛食うのが大好き?髪一本食べるとどれくらい生きる?~まとめ
このページであなたのお悩みは解消されたでしょうか?
確かにゴキブリは髪の毛を食べますが、大好物であると言う事はありません。
人間は1日に50本の髪の毛が抜け落ちると言われていますが、ゴキブリにとっては人の髪の毛は「絶食しそうになったときに最終的に食べられるもの」というのが正しい解釈です。
基本的に食糧が多い人の家で髪の毛を食べるということは、ほとんどないと考えて良いでしょう。
むしろ、ゴキブリが人の家で食べているのは、「食べ残し」「こぼれた食べ物」などが主です。
また、ゴキブリが生息できる環境は髪の毛がいっぱい落ちている家ではなく、「いつも温かくて湿気も多い高温多湿の家」ということになります。
なので、沖縄などの南国は高温多湿なのでゴキブリが大きく成長していますが、北海道や岩手県などの北国では、ほとんどゴキブリは生息することができません。
つまり、ゴキブリを家に住まわせたくないのであれば、外出するときに除湿器などを使って室内を乾燥させることで、ゴキブリは生息できずに勝手に出ていくでしょう。
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